DynamoDB Localを試してみる

DynamoDB Localを試してみる

Clock Icon2017.10.20

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本当に今さらながら、DynamoDB ローカルをちょっと試してみました。
ローカルで動かしますのでどれだけ好き勝手に触ってもAWSに課金されることはありません。そもそもダウンロードする際に、AWSのアカウントすら必要がありません。

検証環境

  • Windows 8.1
  • Java 1.8.0_101

ダウンロード

Javaのバージョンは6以上ないと動作しないようですので、事前準備としてJREのバージョンが6以上でない方はインストールしておいてください。
ダウンロードはこちらから行います。
ダウンロードしたファイルは解凍しておきます。
私は東京リージョンのものをダウンロードしました。

実行

ダウンロードしたファイルを解凍しましたら、中身はjarファイルとなっておりますので、それをjava コマンドから実行します。
javaコマンドは次のようになります。
java -Djava.library.path=./DynamoDBLocal_lib -jar DynamoDBLocal.jar -sharedDb
実行すると以下のような文字が出力され、DynamoDBがローカルで起動しました。

Initializing DynamoDB Local with the following configuration:
Port:   8000
InMemory:       false
DbPath: null
SharedDb:       true
shouldDelayTransientStatuses:   false
CorsParams:     *

次に、AWS CLIでつながるか確認してみます。
Windows環境ですがコマンドプロンプトではなく、GitBashを使ってコマンドを実行しています。
--endpoint-urlに、http://localhost:8000指定することで、ローカル環境のDynamoDBに接続できます。
テーブルを作成してみます。

$ aws dynamodb create-table --table-name Persons \
    --attribute-definitions AttributeName=Id,AttributeType=N \
    --key-schema AttributeName=Id,KeyType=HASH \
    --provisioned-throughput ReadCapacityUnits=1,WriteCapacityUnits=1 \
    --endpoint-url http://localhost:8000
{
    "TableDescription": {
        "TableArn": "arn:aws:dynamodb:ddblocal:000000000000:table/Persons",
        "AttributeDefinitions": [
            {
                "AttributeName": "Id",
                "AttributeType": "N"
            }
        ],
        "ProvisionedThroughput": {
            "NumberOfDecreasesToday": 0,
            "WriteCapacityUnits": 1,
            "LastIncreaseDateTime": 0.0,
            "ReadCapacityUnits": 1,
            "LastDecreaseDateTime": 0.0
        },
        "TableSizeBytes": 0,
        "TableName": "Persons",
        "TableStatus": "ACTIVE",
        "KeySchema": [
            {
                "KeyType": "HASH",
                "AttributeName": "Id"
            }
        ],
        "ItemCount": 0,
        "CreationDateTime": 1508486712.897
    }
}

作成されました。
テーブルの一覧で見てみます。

$ aws dynamodb list-tables --endpoint-url http://localhost:8000
{
    "TableNames": [
        "Persons"
    ]
}

データ挿入してみます。

$ aws dynamodb put-item --table-name Persons --item '{"Id":{"N":"1"},"Name":{"S":"Jack"}}' --endpoint-url http://localhost:8000

今挿入したデータを取得します。

$ aws dynamodb get-item --table-name Persons --key '{"Id":{"N":"1"}}' --endpoint-url http://localhost:8000
{
    "Item": {
        "Id": {
            "N": "1"
        },
        "Name": {
            "S": "Jack"
        }
    }
}

取得できました。
上記のような感じで、動かすことができます。
最後の--endpoint-url http://localhost:8000はどうにか省略できないかなと思ったのですが、できなさそうです。

注記
AWS CLI はデフォルトのエンドポイントとしてダウンロード可能なバージョンの DynamoDB を使用できません。このため、各コマンドで --endpoint-url を指定する必要があります。

CLIの使用 | Amazon DynamoDB


ブラウザから試す

http://localhost:8000/shell/にアクセスすることでブラウザからJavaScriptで操作することも可能です。
以下のような画面があらわれます。
102001

JavaScriptのコードでデータを登録します。

AWS.config.endpoint = new AWS.Endpoint('http://localhost:8000');
var dynamodb = new AWS.DynamoDB();
var params = {
    TableName: 'Persons',
    Item:{
        'Id':{N: '2'},
        'Name':{S: 'Daniel'},
        'Gender':{S: 'male'},
        'Height':{N: '175.5'}
    }
};
dynamodb.putItem(params);

コードを書いたら三角のボタンを押しましょう。
102002

今登録したデータを取得してみます。
102003
102004
データが表示されました。

おわりに

DynamoDB、慣れるまで結構な時間がかかると思うのですが、ローカル環境で好きなように試せるのはよいですね。
DynamoDBはAWS 認定デベロッパー – アソシエイト出題範囲にもなっていますので、試験を受験予定の方は一通り触っておくとよいと思います!!

参考

Amazon DynamoDB
AWSJavaScriptSDK DynamoDB
【詳解】JavascriptでDynamoDBを操作する | Qiita

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