Johnny-Five で Genuino 101 ことはじめ
車輪開発大好きおたいがです。こんにちは。( 挨拶 )
今回は Genuino 101 ( 以下 Genuino ) を、JavaScript ロボティクス & IoT プラットフォームである Johnny-Five から制御するまでの手順をまとめました。
動作環境・道具など
- Genuino 101
- USB ケーブル
- 3mm LED ( 2 本足 )
- Windows 7 Pro (64bit)
- Arduino IDE 1.6.9 ( セットアップ記事を参考にしてください )
- Node.js v4.4.7
サンプルスケッチ ( プログラム ) をボードに書き込む
Arduino IDE の [ファイル] → [スケッチの例] → [Firmata] → [StandardFirmata] を展開して、Genuino に書き込みます。Firmata とは、PC とマイコン ( 本記事では Genuino ) を通信するための汎用プロトコルで、任意のソフトウェアで動作するように意図されています。( 出典 : http://www.firmata.org/wiki/Main_Page )
Johnny-Five 実行用のサンプルプロジェクト作成および実行
Johnny-Five の導入および実行するためのプロジェクトを用意します。任意のプロジェクトディレクトリを作成して移動したあとに、下記コマンドを入力します。
package.json の初期化
$npm init
Johnny-Five のダウンロード
$npm install johnny-five
サンプルコードの作成
var five = require('johnny-five'); // Genuino が接続されているポート番号 ( `/dev/tty*` (Mac/Linux) or `COM*` (Windows) ) var board = new five.Board({ 'port': 'COM8' }); board.on('ready', function() { var led = new five.Led(13); led.blink(); });
上記コードは、LED を点滅させるサンプルです。Board クラスのインスタンスを生成して、スタンバイしたタイミングで Led クラスのインスタンスを生成して点滅さていせます。この Board クラスの初期化時における注意点ですが、明示的にポート名を指定しないと正しく動かない環境があるようです。( 私の環境では動きませんでした )
サンプルコードの実行
$node index.js
以上で Genuino が L チカすることが確認できます。