[Windowsストアアプリ開発]プロジェクトテンプレートを使ってみよう
プロジェクトテンプレートって何?
プロジェクトの雛形のことです。Visual Studio 2012で新しいプロジェクトを作成しようと以下の画像のようなダイアログが表示されます。「新しいアプリケーション」、「グリッドアプリケーション」、「分割アプリケーション」を選択することができますが、これらがプロジェクトテンプレートになります。画面遷移など共通の機能をテンプレート化して再利用することにより最初から実装する工数を省くことができます。
Visual Studio 2012をインストールしたデフォルトの状態でVisual C#の場合は
- 新しいアプリケーション
- グリッドアプリケーション
- 分割アプリケーション
の3種類のプロジェクトテンプレートを使うことができます。
Javascriptの場合は上記に加えて固定レイアウトアプリケーション、ナビゲーションアプリケーションなどがあり5種類になります。
プロジェクトテンプレートを追加する
プロジェクトテンプレートは後から追加することができます。MSDNの以下のサイトからプロジェクトテンプレートをダウンロードできるので追加してみましょう。
追加する方法は以下のサイトに書いてあるので省略します。私は NewsReader テンプレート XAML/C# 用 Version 1.9 で試しました。
Windows 8 アプリ開発体験テンプレート | MSDN
追加できたらファイルメニューから「新しいプロジェクト」を選択して下さい。
一番下に追加したテンプレートが表示されていると思います。
プロジェクトを作成して起動してみます。通信部分やチャームとの連携も実装されているみたいです。結構、作りこんでありますね。
カスタムプロジェクトテンプレートを作成する
残念ながらVisual Studio 2012のExpress版ではできないのですが、自分でテンプレートを作ることもできます。私はVisual Studio 2012 Professionalで試しています。
さっそく作ってみましょう。まずはテンプレートとなるプロジェクトを作成後、何でもいいので変更を加えます。
変更を保存後、ファイルメニューから「テンプレートのエクスポート」を選択します。
テンプレートのエクスポート ウィザードが表示されます。プロジェクトのテンプレートが選択されていると思いますので、「次へ」ボタンで次に進みます。
テンプレートの説明、アイコン画像とイメージのプレビューを設定します。テンプレートを自動的に「Visual Studioにインポート」にチェックを入れておけば次回、プロジェクトを作成する時に選択できるようになります。
これでプロジェクトテンプレートのエクスポートは完了です。
新しいプロジェクトを開くと以下のように追加したテンプレートが追加されています。設定したアイコンや説明はここに表示されます。
プロジェクトを作成後、自分で加えた変更が反映されていると思います。