【1Password】セキュアに情報を見たい時は内蔵ブラウザを使ってみよう #1Password

1Passwordの古いログイン情報を整理していて、試しに内蔵ブラウザをつかってみたところ意外に便利だと感じました。癖はあるものの、セキュアな状態で各種ログイン情報を使う場合にはとても便利です。
2020.09.15

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

1Passwordアプリでセキュリティをがっちり担保している方は多いと思いますが、登録した情報については目視だったり、一つ一つアプリからコピーなど、手間大変掛かっているケースがあるかもしれません。

プライベートの1Password内情報を整理していて、ふと内臓ブラウザを併用してみたところ意外と便利だったため、いくつか書いてみました。

内蔵ブラウザでセキュアに情報を使う

1Passwordに記録したログイン情報には「ウェブサイト」という項目が存在します。ブラウザ上でサービス新規登録時に入力した情報を1Passwordへ記録していると、ここに記録されています。

サービスのログイン画面でURLのドメインと一致していると自動入力してくれて大変便利ですが、スマホアプリ版では少し工夫するだけで内蔵ブラウザを通してもっと便利になる可能性があります。

内蔵ブラウザのメリット

1Password内蔵ブラウザは通常のブラウザにはないメリットがあります。

  1. クレジットカードや身分証の情報が事前に1Passwordに入っていれば、手軽に参照できる
  2. ブラウザでのログイン情報クリアがとても手軽

内蔵ブラウザの機能は、1Passwordに記録済みの情報でウェブサイトが一致しているものと、クレジットカードや身分証をいつでも参照できるというものです。お気に入り等は一切ありません。

故に、通販サイト等には向きませんが、必要な操作のみをするように求められるセキュアなサイトには適しています。ブラウザのログイン情報クリアも手軽なため、面倒になりがちなログアウト操作もアプリメニューからワンタップで行えます。

記録されているログイン情報でウェブサイトが埋まっているアイテムがあるか探してみましょう。

URLをチェックする

記録されているログイン情報でウェブサイトが埋まっているアイテムがあるか探してみましょう。以下2点でチェックします。

  1. URLが新規登録用フォームのものになっている
  2. URLの末尾がクエリになっている

1ではよくわからない場合は、2で確認してみましょう。

https://aaa.bbb.ccc/XXX.asp?yyyyyy=71454JAF5O2M863OJ0P2UD03&xxxx=3413A3B353840453E40423

上記のようになっていれば該当しています。これはそのままにしていても1Passwordの補完には影響ありませんが、スマホアプリ版1Password内蔵ブラウザを使う場合に想定しない動作になることがあります。

内蔵ブラウザ向けにURL変更する

内蔵ブラウザは以下の操作時に起動します。

  1. 1Password内ログイン情報の入力済みウェブサイト項目をタッチする
  2. アプリの設定で、URLをコピーすることで1Password内蔵ブラウザで開く選択をしている

1の場合に新規登録のような「クエリを送信するURL」になっているとエラーとなる可能性があります。新規登録のような、二度とアクセスしそうにない場合はドメインだけにしたほうが無難ですが、ひと手間かけてログイン画面のURLに変えておくと即ログインとなるので便利です。なお、ウェブサイトは複数登録できるため、補完対象フォームを含むURLが複数ある場合に1つだけに絞る必要はありません。

2はURLをコピーしているといずれのURL先にも関わらず選択を迫られるため、普段使いのスマホにはおすすめできません。

ログイン情報をクリアする

ブラウザのログイン情報クリアは、アプリの設定タブから「1Passwordブラウザ」を選択し、「Webデータのクリア」をタップするだけでOKです。

あとがき

1Password内蔵ブラウザは機能が限定されている分だけ用途が少々分かりづらいのですが、ウェブサイト情報が適切に入力されていると、URLに紐付いて参照されるログイン情報をその場で編集できたりします。

ブラウザのセッション情報を盗まれるのが怖い等の悩みがありつつもセキュアな情報を確認したい場合には特におすすめです。