オープンな音楽データベース「MusicBrainz」のマッシュアップサービスを作るための使い方まとめ
趣味がヘヴィメタルとBABYMETALの久保田です。
今日は私が常用しているオープンな音楽データベースMusicBrainzをご紹介します。
MusicBrainzとは
非営利のMetaBrainz財団によって運営されている、オープンな音楽データベースサービスです。 音楽のウィキペディアを目指しているそうです。
何ができるの?
アーティストやリリースされているCDなど、音楽に関係する情報が数多く検索できます。
MusicBrainzにはMBIDという、リソースごとにユニークなIDが割り当てられています。
https://musicbrainz.org/artist/27e2997f-f7a1-4353-bcc4-57b9274fa9a4
このMBIDはlast.fmなど他の音楽系WebAPIの検索条件に使うこともできるため、MusicBrainzのAPIを使えるとマッシュアップサービスを作る上で役に立ちます。
これくらいであれば他にも同じようなサービスはありますが、MusicBrainzはこれだけではありません。
WebAPIが提供されている
Webサイトで検索できる情報が取得できるWebAPIが提供されています。 歴史が長いためXMLのサービスがメインで説明されていますが、JSONもサポートしています。
データベースが提供されている
ある時点のデータベースが丸ごとダウンロードできます。
上記のリンクから辿れますが、データベースの仕様も公開されています。
仮想マシンのイメージが提供されている
VMWareとVirtualBoxで利用可能なOVA形式の仮想マシンイメージがダウンロードできます。
ローカル環境でMusicBrainzが動かせるので、WebAPIを叩き放題ですし、PostgreSQLのデータベースの中身を直接参照することもできます。データベースの内容を最新化するコマンドも提供されています。
まとめ
この他にも開発者向けのドキュメントが多数提供されています。
本当にオープンで、サーバーやデータベース設計の参考になるので、ぜひみなさんも使ってみてください。