Windows 10 上にUbuntu18.04をインストールしPython3を実行するまで(Windows Subsystem for Linux)
こんにちは、AWS事業部 梶原大使(ambasad)です。
先日、Pythonの3系の環境が必要になったのですが
なぜか、普段使用しているWSLのUbuntu(16.04)にPython3.6がインストールできず
にもんどりうっていたところ
WSL(Windows Subsystem for Linux)に新しいUbuntu 18.04 がリリースされたとの情報を教えて頂きインストールを実施しました。
先人たちの知恵をかりつつ、さくさくインストールしていきます。
環境
OS: Windows 10 Pro バージョン:1709
WSL上のUbuntu : Ubuntu 18.04
※要ブロードバンド(合計で200MB超ダウンロードされます)
WSLの有効化
Windowsのバージョンによっては有効になっているかもしれませんが、確認して無効になっている場合は有効にします。必要に応じて再起動を実施します。 GUI,PowerSehll好きな手順でWindwos Subsystem for Linuxを有効にしてください。
GUIの場合
- コントールパネルを起動します
- Windowsの機能の有効化または無効化を選択します
-
Windwos Subsystem for Linuxの項目を探して、チェックボックスがOFFの場合は、ONにします
- OKを押下します(必要に応じてWindowsの再起動が促されます)
PowerShellの場合
- 管理者権限でPowerShellを起動
- 現在の状況を確認
PS C:\WINDOWS\system32> Get-WindowsOptionalFeature –Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux FeatureName : Microsoft-Windows-Subsystem-Linux DisplayName : Windows Subsystem for Linux Description : ネイティブなユーザー モードの Linux シェルおよびツールを Windows で実行するためのサービスと環境を提 供します。 RestartRequired : Required State : Disabled <=== この値 CustomProperties :
- 無効の場合は有効に設定(状況に応じてOSの再起動が促されます。)
PS C:\WINDOWS\system32> Enable-WindowsOptionalFeature –Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux この操作を完了するために、今すぐコンピューターを再起動しますか? [Y] Yes [N] No [?] ヘルプ (既定値は "Y"): Y
- 再確認
PS C:\WINDOWS\system32> Get-WindowsOptionalFeature –Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux FeatureName : Microsoft-Windows-Subsystem-Linux DisplayName : Windows Subsystem for Linux Description : ネイティブなユーザー モードの Linux シェルおよびツールを Windows で実行するためのサービスと環境を提 供します。 RestartRequired : Possible State : Enabled <=== Enableになっていることを確認 CustomProperties :
コマンドプロンプトの場合(おまけ)
- 管理者権限でコマンドプロンプトを起動
- 現在の状況を確認
C:\WINDOWS\system32>dism /online /Get-Features <中略> 機能名 : Microsoft-Windows-Subsystem-Linux 状態 : 無効
- 無効の場合は有効に設定(状況に応じてOSの再起動が促されます。)
C:\WINDOWS\system32>dism /online /Enable-Feature /FeatureName:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux 展開イメージのサービスと管理ツール バージョン: 10.0.16299.15 イメージのバージョン: 10.0.16299.431 機能を有効にしています [==========================100.0%==========================] 操作は正常に完了しました。
- 再度確認
C:\WINDOWS\system32>dism /online /Get-Features <中略> 機能名 : Microsoft-Windows-Subsystem-Linux 状態 : 有効
Ubuntuのインストール
マーケットプレイスから「Ubuntu 18.04」を検索し、インストールを実施します
起動
スタートメニューから「Ubuntu 18.04」を選択して、起動します。
ユーザ名/パスワード設定
Installing, this may take a few minutes... Please create a default UNIX user account. The username does not need to match your Windows username. For more information visit: https://aka.ms/wslusers Enter new UNIX username: hoge Enter new UNIX password: fuga (実際は表示されません) Retype new UNIX password: fuga (実際は表示されません) passwd: password updated successfully Installation successful! To run a command as administrator (user "root"), use "sudo <command>". See "man sudo_root" for details. hoge@MYPCNAME:~$
バージョンとか
$ lsb_release -a Distributor ID: Ubuntu Description: Ubuntu 18.04 LTS Release: 18.04 Codename: bionic
ここまでくれば、基本的には、後は通常のUbuntu 18.04 同等になります
Pythonのバージョン確認
Ubuntu 18.04の場合、Python3は標準でバンドルされていますので、バージョンの確認のみで
$ python3 --version Python 3.6.5
まとめ
ほぼほぼ、ダウンロードの時間のみでUbuntu18.04 またpython3系の環境がWindowsで手に入りますので気になっている方は、空き時間にいれてみても良いかと思います。
おまけ
コマンドプロンプトからは
> ubuntu1804
実体は
C:\Users\<<ユーザ名>>\AppData\Local\Microsoft\WindowsApps\ubuntu1804.exe
にあるので、VSCodeなどで上記をシェル指定すれば、起動することができます。
参考情報: