[ハンズオン]Amazon QuickSight – Visualization Basics がとても良かったのでご紹介します
こんにちは、データアナリティクス事業本部コンサルティングチームshunです。
AWSハンズオンの「Amazon QuickSight - Visualization Basics(Japanese)」をやってみたところ、非常に良い内容でしたのでご紹介したいと思います。
「Amazon QuickSight - Visualization Basics(Japanese)」概要
このワークショップでは Amazon QuickSight のダッシュボード作成を体験することができます。アジェンダは以下の通りです。
- 初めてのダッシュボードを作成する
- 高度な分析ダッシュボードを作成する
- コードでダッシュボードを作成する
- Paginatedレポートを作成する
- データソースに接続してダッシュボードを作成する(Athena編、Redshift編)
私は今回初めて QuickSight を触りましたが、説明文が非常に丁寧に書かれているので指示通りに進めていけば、特につまずく事なくハンズオンを実践できるのではないかなと思います。かといって完全に初心者向けか?と言われるとそうではなく、アジェンダからも分かるとおり比較的高度なダッシュボード作成やS3やRedshiftに直接データをクエリしにいくユースケースも実践できるので、軽くQuickSightは触ったことあるけど、より理解を深めたいという方にもおすすめです。
初期セットアップ
本ハンズオンでは、Amazon QuickSightが利用できる前提で進みます。よって、初めてAmazon QuickSightを利用される方はAWSコンソールからQuickSightのページにアクセスし、サインアップする必要があります。 Amazon QuickSightは基本的に有料サービスになりますが、無料利用枠も用意されているので、ハンズオンを行う際に有効活用していただければと思います。
https://aws.amazon.com/jp/free/?all-free-tier.sort-by=item.additionalFields.SortRank&all-free-tier.sort-order=asc&awsf.Free%20Tier%20Types=*all&awsf.Free%20Tier%20Categories=categories%23analytics
各アジェンダについて
初めてのダッシュボードを作成する
この章でワークショップに必要なデータセットのダウンロードや、SPICEの概要説明、およびデータセットから実際にダッシュボードを作成するところまで進みます。作成するダッシュボードは以下のように割と本格的なものですが、手順通りに進めていけば良いので身構える必要は全くないです。ここでダッシュボード作成時の基本的な操作を学ぶことができます。今までQuickSightに全く触ったことがなくて、ちょこっと試してみたい、、、という方はこの章だけでも十分学べると思います!
高度な分析ダッシュボードを作成する
この章では前章で用いたデータセットを引き続き利用して、複数のシートを作成しより高度な分析ができるダッシュボードを作成していくことになります。具体的には、ダッシュボードを用いてデータセットの中身である売上データや利益データから利益率の増減に影響している要因を複数の断面から分析できるようになります。また、ハンズオンの中で以下の内容についても学習していくことになります。
- 集計粒度をコントロールできるパラメータ設定
- 異常検知機能およびナラティブ(説明文)の作成
- LAC機能を使用したビジュアル作成
ご参考までに、作成するダッシュボードの完成イメージを以下に載せておきます。
また、LAC機能についてはこちらのブログに詳しく説明書きがございます!
コードでダッシュボードを作成する
この章では、Cloud9を用いてコードでダッシュボードを作成します。事前準備としてQuickSight の API を呼び出すための IAMロールの作成や、AWS CLI v2 へのバージョンアップなどが合わせて必要になりますが、ハンズオンのドキュメントに準備手順が丁寧に書かれているのでその通りに実施いただければ問題ないと思います。 作成するダッシュボード自体は”初めてのダッシュボードを作成する”の章で作成したものと同じになります。
Paginatedレポートを作成する
この章では、「初めてのダッシュボードを作成する」で作成したダッシュボードやデータセットを利用し、Paginatedレポートを作成します。
- ダッシュボードのPDF化
- PDF化した資料のE-mail配信
といった機能を体験できますが、Paginated レポート機能の利用は、月額プランで $500/月 と比較的高額になりますので、個人の検証の範囲の場合はサラッと文章だけ読み進めるだけでも良いかと思います。
実際に課金してまでしては触れないものの、ハンズオンのドキュメントに書いてあることよりもうちょっと詳しくPaginatedレポートについて知りたいな〜という方は以下のブログをご参照ください。
データソースに接続してダッシュボードを作成する(Athena編、Redshift編)
これまでの章では、手元のファイルをQuickSightのインメモリDBであるSPICEにアップロードして分析を作成しました。それに対し、この章ではQuickSightから外部のデータソースに直接接続して分析を作成する方法を確認します。具体的には、
- Athena経由でS3にアクセス
- Redshift Serverlessにアクセス
の2本立てです。Athena経由でS3にアクセスについては具体的な手順がハンズオンのドキュメントに記載がありますが、Redshift Serverlessにアクセスについてはドキュメント内のリンクから飛んだ先にある資料をダウンロードすると、その資料内に手順の記載があります。
資料のダウンロード先ですが、リンク先画面の以下の赤丸部分をクリックしていただくとZIPファイルのダウンロードが始まります。
ダウンロードしたZIPファイルを開くと、以下の内容物が含まれており赤線の「Redshift_Serverless_handson.pdf」が該当資料になります。
この資料内にある「Next Step(オプション)Amazon QuickSightと接続しSQLを書かずに分析」という項に詳しい手順が記載されています。
終わりに
いかがでしたでしょうか?初めてQuickSightに触れる方でも、分かりやすく十分なボリュームの内容になっていると思います。このブログの内容がどなたかの助けになれば幸いです。以上、shunでした!