NotionAIにPDFレポートの中身について説明を依頼してみる

NotionAIにPDFレポートの中身について説明を依頼してみる

NotionAIを気軽に使ってみるアドベントカレンダーの7日目です。PDFは配布する際に便利なフォーマットですが、内容の精査はフォントやページ量等で大変な一面があります。NotionAIはPDFの中身を確認してくれるので、読みにくい時には依頼してみましょう。
Clock Icon2024.12.07

NotionAIを気軽に使ってみるアドベントカレンダーの7日目です。

現在、NotionAIはコネクトに追加した外部リソースをも読み取って回答してくれます。ただし、リソースによっては制限があります。例えば、Google Driveは接続先DriveのあるGoogle WorkspaceがEnterpriseであること等。

NotionAIを有効にした場合に基本自由に参照できるリソースとしてはPDFが挙げられます。実際に参照する方法についてNotionAIに質問すると、以下のように返してくれます。


NotionAIを使ってPDFファイルの内容を参照するには、以下の手順を実行します:

  1. PDFファイルをNotionページにアップロードします。
  2. PDFブロックの下に「Ask AI」ボタンをクリックします。
  3. 質問を入力するか、以下のような定型のプロンプトを使用します:
    • 「このPDFの要点を説明して」
    • 「このPDFの内容を要約して」
    • 「このPDFから重要なポイントを抽出して」

注意点:

  • NotionAIはPDFの内容を直接読み取り、解析することができます。
  • PDFが大きい場合は、特定のページや節に焦点を当てた質問をすることで、より正確な回答を得られます。
  • テキスト認識が可能なPDFであることを確認してください。スキャンされたPDFの場合、OCRが必要な場合があります。

しかし、実際に「AIに質問する」メニューでAIに質問すると、PDFの内容ではなくNotionワークスペース内の既存ページを参照してしまいます。

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「無理なのではないか」とうなだれてしまいそうですが、PDFの内容を確認することは可能です。

実は、添付したPDFファイル自体にAIへ質問できるメニューが備わっているのです。PDFファイルの右上にマウスカーソルを乗せて、ミートボールメニュー「その他アクション」を開きましょう。「AIに依頼」というとても便利な項目があります。

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今回は「AIに依頼」を通して、厚生労働省発行のPDF「マイナ保険証の利用促進等について」を元にNotionAIにマイナ保険証に関する質問をしてみました。

マイナ保険証の利用人数について質問してみる

試しに、マイナ保険証に利用人数について質問してみました。

マイナ保険証の利用人数を抽出して


令和6年9月のマイナ保険証の利用人数は1,384万人です。これは、同月に医療機関を受診した人(マイナ保険証登録者)の34.3%(推計値)に相当します。


オンライン資格確認の利用状況ページから抜粋して答えている事がわかります。

マイナ保険証の利用手順について訊いてみる

では、実際にマイナ保険証を使う際の利用手順について質問してみました。

令和6年12月2日以降にマイナ保険証を使う場合の、実際の手続きについて教えて


令和6年12月2日以降のマイナ保険証による医療機関での受診方法について説明します:

  • マイナンバーカードを医療機関の窓口で提示し、顔認証付きカードリーダーにかざして本人確認を行います。本人確認は以下のいずれかの方法で実施されます:
  • ・顔認証による確認
  • ・暗証番号入力による確認
  • ・医療機関職員による目視確認
    もし何らかの理由でマイナ保険証での資格確認ができない場合は、以下の方法で受診可能です:
  1. マイナポータルの資格情報画面(ダウンロードしたPDFを含む)をマイナンバーカードと一緒に提示
  2. 資格情報のお知らせをマイナンバーカードと一緒に提示
  3. 被保険者資格申立書に必要事項を記入
    注意点:
  • ・電子証明書の有効期限が切れても、3ヶ月間は引き続き資格確認が可能です
  • ・マイナ保険証を持参した患者は、紙の保険証がなくても適切な自己負担割合(3割等)での受診が可能です

気になる一文がでてきました。

医療機関職員による目視確認

具体的にどういった内容かを確認してみます。

医療機関職員による目視確認とはどのような手順を取りますか


医療機関職員による目視確認の手順は以下の通りです:

  1. 顔写真の目視確認:医療機関の職員が、マイナンバーカードの顔写真と患者本人を目視で確認して本人確認を行います。原則として、患者本人が職員に顔写真を提示する必要があります。
  2. 本人確認の完了:患者がマイナンバーカード所有者本人であることを確認したら、資格確認端末画面の「目視で本人確認完了」にチェックを入れます。
  3. カードリーダーでの読み取り:本人確認後、マイナンバーカードを顔認証付きカードリーダーに置いて読み取りを行います。

なお、この目視確認モードは、顔認証や暗証番号入力ができない場合の代替手段として利用可能です。令和7年3月を目途に、窓口での目視モードの操作がより簡便になるようシステムの改修が予定されています。


これは15ページを元にしているようです。

あとがき

NotionAIに対してPDFの内容を質問する際には条件があります。OCRで読み取り可能なPDFである、というものです。イラストを貼り付けて済ませたPDFでは質問に対してNotionAIは回答できません。

NotionAIには文字サイズやページ量は調査する上での障害にはなりえません。文字が小さく且つページ量が膨大で読み進まないようなPDFはNotionに添付してAIに確認してもらうとよいでしょう。

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