
Notion Mailが公開されたので使ってみた
以前よりリリースが予定されていたNotion Mailが公開されました。Gmailに接続して利用します。
Notion AIによるタグ生成機能と、より使いやすくなったGmailのフィルタ機能が主なメリットです。ただし、利用には制約があり、Notionアカウントの種類によってはメールアドレスの変更が必要となります。この記事では、これらの機能について概要を紹介していきます。
使い方
執筆時点では、PC用のWebブラウザ版とデスクトップアプリ版が利用可能です。
Notion Mailへのログインには、Gmailで作成したNotionアカウントとNotionワークスペースが必要です。AppleIDなどで作成したアカウントの場合は、メールアドレスの変更が必要となります。
なお、本記事執筆時点では、PCブラウザまたはPCアプリでのみ動作します。スマートフォン環境では下記の表示が出て操作できません。
できること
基本的な機能はGmailとほぼ同じですが、Gmail用アドオンやGeminiには対応していません。
Gmailと比べて特に便利なのは、フィルタの切り替えが簡単になった点です。右上の「Edit View」から好みのフィルタにすぐに切り替えられます。また、頻繁にメールをやり取りするアドレスは自動的にサジェストされるため、入力せずにクリックだけで絞り込みが可能です。
Notion Mailの独自機能として、NotionワークスペースでNotionAIプランを契約している場合、NotionAIによるタグ作成を無制限に利用できます。NotionAIプラン未契約の場合は、お試し枠内での利用に限定されます。
あとがき
Google Workspace機能との連携は限定的ですが、その代わりにNotion CalendarとNotionAIとの統合が充実しています。ただし、プライベートでの本格的な活用は、モバイル環境への対応を待ってからが良さそうです。
フィルタによる絞り込みは独自のクエリ文法を覚える必要がないため便利で、業務での検索作業の効率化に役立ちますのでおすすめです。