
Trend Vision Oneのレポート機能を使ってみました
こんにちは、シマです。
皆さんはTrend Vision Oneを使っていますか?Trend Vision Oneにはさまざまな機能がありますが、今回はその中の「レポート」機能についてご紹介したいと思います。レポート機能では、連携されたさまざまなデータソースに基づいて自動的にレポートを生成できます。このレポートは組織のリスク状況の把握や、運用業務での定期報告などに活用できます。
今回は、実際にこのレポート機能を使ってみましたので、その内容をご紹介します。
やってみた
レポート作成
Trend Vision Oneコンソールで「Dashboards and Reports」→「Reports」にアクセスします。
出力したいレポートを選択します。レポートの種類によって出力可能な形式が異なり、例えば「リスクの概要」ではPDFとCSVで出力できますが、「露出の概要」については、CSVでのみ出力できます。今回はPDF形式で出力できる「リスクの概要」を選択してみます。
レポート設定
レポートの設定画面が表示されるので、必要な項目を設定していきます。今回はテスト用途として、1回限りのレポート出力に設定しました。
レポートの内容についても少しだけカスタマイズが可能で、言語(日本語か英語)や、対象の出力データを絞ることができます。
データの種類や量によってはレポート作成に時間がかかる可能性があるため、完了時にメール通知を受け取る設定も可能です。必要に応じて設定し、「作成」ボタンをクリックします。
レポートの確認
作成されたレポートを確認してみます。画面上部の「生成済みレポート」から、先程作成したレポートの右側にあるダウンロードボタンをクリックします。
作成されたレポートを確認したところ、正常に表示されていました。内容はVision Oneコンソールでよく見慣れたグラフと同様の形式で、見やすくまとめられています。
その他の便利な機能
レポート機能には、他にも実用的な機能がいくつか用意されています。
予約レポート機能
定期的なレポート作成に便利な予約レポート機能があります。毎週決まった曜日や毎月決まった日に自動的にレポートを出力してくれるため、定期報告が必要な場合に重宝します。
Vision Oneはデータの種類によって保持期間が異なり、30日で消えてしまうデータもあります。そのため、重要な情報をレポートという形で出力しておくのも良いアプローチだと思います。
カスタムレポート機能
より柔軟なレポート作成を可能にするカスタムレポート機能も用意されています。
この機能では、用意されている複数の図表から必要なものを選択して、PDFやPPTX形式として出力できます。
Vision Oneのレポートで出力される図表を他の資料に活用したい場合は、PPTX形式でカスタムレポートを出力して、そこから図表を転用するという使い方も効果的かもしれませんね。
最後に
今回はレポート機能について試してみました。セキュリティ運用における定期報告や、リスク状況の可視化に役立つ機能だと感じました。
本記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。