Trend Vision One Endpoint Security(Server & Workload Protection)でリストア後の設定を自動化してみよう

Trend Vision One Endpoint Security(Server & Workload Protection)でリストア後の設定を自動化してみよう

2026.02.25

こんにちは、シマです。

前回の記事では、AMIからのリストア後にTrend Vision One Endpoint Security(Server & Workload Protection)(以降V1ES(SWP))で手動設定が必要な項目について解説しました。
https://dev.classmethod.jp/articles/202602-v1es-swp-restore-01/

念のためのシステムバックアップとしては、事前の対応が少ないため上記で十分であるケースが大半だと思います。ただし、定期的にリストアやオートスケーリングが実施される環境では、上記記事の手動対応だと少し手間ですよね。そのため今回は、リストア時にポリシー割り当てなどの設定を自動化する方法を紹介します。

自動化の仕組み

V1ES(SWP)には「イベントベースタスク」という機能があります。これは特定のイベントを検知した際に、条件に合致したコンピュータに対してアクションを自動実行する機能です。

今回はこの機能を使い、次の流れでポリシー割り当てを自動適用します。

  1. AMIからEC2インスタンスをリストア
  2. エージェントが自動アクティベーション(Agentからのリモート有効化)でV1ES(SWP)に登録
  3. イベントベースタスクが条件(タグやセキュリティグループなど)を評価
  4. 条件に合致した場合、指定したポリシーを自動割り当て

あわせて、推奨設定スキャンの自動化も試みます。

イベントベースタスクの作成

V1ES(SWP)コンソールでイベントベースタスクを作成します。

手順

V1ES(SWP)コンソールにログインし、「管理」→「イベントベースタスク」→「新規」の順に選択します。
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タスク作成ウィザードが表示されるので、各項目を設定していきます。トリガーとなるイベントとして「Agentからのリモート有効化」を選択します。これにより、バックアップからリストアした際にトリガーされるようになります。
20260224shima02

実行するアクションで「ポリシーの割り当て」を選択し、リストア後に適用したいポリシーを指定します。
20260224shima03

続いて、リストアされたインスタンスを特定するための条件を設定します。条件には正規表現(Java正規表現構文)を使用できます。正規表現の構文は下記ドキュメントにまとまっています。
https://docs.oracle.com/javase/6/docs/api/java/util/regex/Pattern.html

環境に応じた様々な条件が考えられますが、今回はわかりやすく「クラウドインスタンスのメタデータ」でインスタンスのNameタグを指定します。
20260224shima04

なお、複数の条件を指定した場合、すべての条件に合致したときのみアクションが実行されます。

EC2をリストアすると、自動的にポリシーが適用されることを確認できました。
20260224shima05

次に推奨設定スキャンの自動化です。従来Cloud One Workload Securityで利用できていた以下のコマンドは、V1ES(SWP)では実行できませんでした。

[root@ip-xx-xx-xx-xx ~]# /opt/ds_agent/dsa_control -m "RecommendationScan:true"
2026-02-24 06:12:51.100240 [+0000]: dsa_control
HTTP Status: 403 - Forbidden - untrusted peer.

https://dev.classmethod.jp/articles/c1ws-autoscaling-with-recommendation-scan/

そのため、今回は前回と同様に一旦手動で実施しました。自動化のためにはVision One APIを利用するとできそうですが、それはまた今度実施してみようと思います。

まとめ

リストア時のポリシー割り当てなどの設定を自動化してみました。

本記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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