[登壇レポート] DevelopersIO 2026 Tokyo で「知ってると差がつくかも? AWS Control Tower / Organizations の小ネタ集」というタイトルで登壇しました

[登壇レポート] DevelopersIO 2026 Tokyo で「知ってると差がつくかも? AWS Control Tower / Organizations の小ネタ集」というタイトルで登壇しました

DevelopersIO 2026 Tokyo での登壇資料を共有します。Control Tower / Organizations の構築・運用で役立つ小ネタとして、Config ベースラインの使い分け、Bedrockのクロスリージョン推論とリージョン制限の工夫、SCP の NotResource を使った許可リスト管理、そして Guardrail を組織で強制する方法を紹介しました。
2026.10.24

こんにちは、クラウド事業統括本部 コンサルティング部のいたくらです。

はじめに

2026年10月24日 (土) に開催された DevelopersIO 2026 Tokyo で、「知ってると差がつくかも? AWS Control Tower / Organizations の小ネタ集」というタイトルで登壇しました。

登壇資料

登壇内容のポイント

Control Tower の Config ベースライン

  • OU を Control Tower に登録していなくても、予防コントロールは使えます。一方で、検出コントロールは「AWS Config の記録」が有効な OU でないと選べません
  • Config ベースラインを有効化すると、OU を登録しないまま検出コントロールを使えます (コンソールのボタン名は「AWS Config の記録を有効化」)
  • アカウントに自前の AWS Config があると、Config ベースラインは使えません
  • とはいえ出番は多くないと思うので、基本は Config 統合と CloudTrail 統合をオンにして、Control Tower の機能をフルに使うのがおすすめです

Control Tower 統制下でのリージョン拒否 × Bedrock クロスリージョン推論

  • 推論プロファイルを使うには、振り先の候補になるすべてのリージョンの基盤モデルへの権限が必要です。CT.MULTISERVICE.PV.1 で東京だけを許可すると、日本国内クロスリージョン推論 (jp.) は毎回失敗しました (推論先が東京でも、候補の大阪で拒否されます)
  • グローバルクロスリージョン推論 (global.) は aws:RequestedRegion が unspecified で評価されますが、CT.MULTISERVICE.PV.1 の許可リージョンには unspecified を指定できません
  • CT.MULTISERVICE.PV.1 の ExemptedActions で推論のアクションを外すとグローバルも通りますが、日本国外リージョンから呼び出す推論も通ってしまいます。推論のアクションだけを「東京 / 大阪 / unspecified 以外で拒否」する独自 SCP を組み合わせると、日本国外リージョンからの呼び出しを防げます (ただし、グローバルクロスリージョン推論経由で国外で推論される可能性は残ります。データを国内にとどめたいなら、日本国内クロスリージョン推論だけにしましょう)
  • unspecified がほかで使われないとは公式に書かれていないので、許可するなら推論のアクションに絞るのが安心です

SCP の NotResource でモデルの許可リストを作る

  • 2025年9月19日から、SCP の Deny 文で NotResource が使えるようになり、「承認したモデル以外は拒否」する許可リストが書けます
  • 推論プロファイル経由で使うなら、推論プロファイルの ARN と、振り先の候補すべての基盤モデルの ARN を書く必要があります (候補は aws bedrock get-inference-profile で確認できます)

Bedrock ポリシーで Guardrail を組織に強制する

  • Bedrock ポリシーを使うと、呼び出し側が Guardrail を指定しなくても、組織として Guardrail をかけられます
  • メンバーアカウントから管理アカウントの Guardrail を使うには、リソースベースポリシーが必要です。無いと問題ない普通の推論まで拒否されるので、強制する前に ApplyGuardrail を呼べるか確かめておきましょう

さいごに

最初 2 つのトピックに時間を割きすぎて 3 つ目以降の話ができず、申し訳ございません。。。
この資料が Control Tower / Organizations を構築・運用している方の参考になれば幸いです。
運営の皆さん、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

以上、クラウド事業統括本部 コンサルティング部のいたくら (@itkr2305) でした!


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