AWS SimSpace Weaverを動かしてみた #reinvent

re:Invent 2022のキーノートで発表されたAWS SimSpace Weaverが使えるようになっていたので早速使ってみました
2022.11.30

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こんにちは。ゲームソリューション部の出村です。

ここでは、re:Invent 2022のキーノートで発表された「AWS SimSpace Weaver」には実際に起動てみた様子を書いていきます。

SimSpace Weaverについては、速報がこちらのブログで解説されていますので、ご存じないかたはまず最初に見ておくと良いでしょう。

この時点では東京リージョンではサービス開始されていないので、今回はバージニア北部リージョンを使っています。

GetStartedからはじめてみる

Get Startedのリンクがあるのでクリックして進めていきます。

クライアントアプリケーションをダウンロード

最初にクライアントアプリケーションをダウンロードします。クライアントアプリケーションはWindows用のもののみ配布されているのでその点は注意しましょう。

ZIPファイルがダウンロードされ、ZIPファイルを展開します。ファイル名がSimSpaceWeaverUnrealClientなのでUnrealEngine5で開発されたもののようですね。あ、SimSpace WeaverはUnityにも対応しています。

シミュレーションの環境構築

次にシミュレーションを行う環境を構築します。start simulationボタンを押すことでシミュレーション環境が構築されます(ちなみに1時間$6程度かかります)。

構築にしばらく時間(全部で5分ぐらい)かかるので待ちましょう。 start clockの項目が緑色のチェックになったら起動完了です。

IPアドレスを確認

SimSpace WeaverのデモサーバのIPアドレスとポート番号が表示されるのでメモしておきます。後ほどクライアントに入力します。

クライアントを起動

先ほどダウンロードしたZIPファイルの中にあるUnrealClient.exeを起動します。環境によってはXAudio 2.7がインストールされてないなどのエラーが表示される可能性はありますが、無視して問題ありません。

アプリを起動すると、UnrealEngineユーザには見覚えがある何もない平原が表示されます。

左下には、IPアドレスとポート番号が入力できるテキストボックスがあるので、クリックした後に先ほどメモしたIPアドレスとポート番号を入力し、Enterを押します。

群衆シミュレーションぽい画面が表示される

IPアドレスが正しく入力すると、さまざまな色のBOXが表示され、そのBOXの間を球が移動する様子が見えます。

マウスカーソルを移動させることで、カメラの向きを切り替えることができます。

後片付け

試したら後片付けです。後片付けする際には、プロジェクトをいったんSTOPし、その後にDELETEします。

最後に

SimSpace Weaverを使う事で、例えばゲームエンジンを使った自動車の自動運転開発環境の構築が楽になることでしょう。

群衆シミュレーションはゲームにもよく活用されるので、その活用も考えてみたいです。