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[登壇資料]「生成AI導入の選択肢:モデル開発と既存LLM活用の比較と選択基準」で登壇しました
こんにちは、洲崎です。
2025/4/10に開催されたウェビナーイベント「生成AIモデル開発のリアル – 企業が乗り越える課題と成功の鍵」にて、「生成AI導入の選択肢:モデル開発と既存LLM活用の比較と選択基準」というタイトルで登壇したので、資料を公開します。
資料
簡単なまとめ
モデル開発とは
生成AI導入の時に考える「モデル開発」には、大きく2つの手法があります。
- ゼロベース開発:モデル構造から自作し、学習も行う
- ファインチューニング:既存モデルをもとに自社データで追加学習を行う
ファインチューニングの事例として、カラクリさんがLlama 2を活用して構築した独自モデルの取り組みもご紹介しました。
既存LLMの活用
もうひとつの方向性が「既存のLLMをそのまま使う」方法です。
こちらはPoCやスモールスタートに向いています。
- RAG(検索拡張生成):自社のドキュメントをLLMに参照させる方式
- 商用APIの活用:OpenAIのGPT-4やAnthropicのClaudeなどをAPI経由で呼び出し
- オープンモデルの活用:LlamaやMistralなどのモデルを自社環境で運用する手法。
「まずは試したい」「スピード感をもって現場適用したい」企業におすすめです。
どの手法が最適か
それぞれの手法には強みと弱みがあります。自社の状況や目的に応じて選ぶことが大事です。
モデル開発の魅力
- 自由度が高く、差別化・高精度なAIを実現できる
- その分、専門チーム・コスト・運用体制が必要
ファインチューニングの使いやすさ
- 既存モデルを活かしながら、自社に最適化
- 独自データやドメイン知識を強みに変えられる
既存LLM活用の現実性
- すぐに始められて、導入しやすい
- RAGやAPI連携などでも十分価値が出せる場合
最後に
今回、モデル開発をテーマとしたウェビナーに初めて登壇させていただきました。
自分自身も内容を整理・準備する中で、モデル開発やファインチューニングの違いについて改めて学ぶ機会になりました。
また、AWSさん、カラクリさん、経済産業省さんのセッションも非常に興味深く、新たな視点や気づきが得られました。
生成AIの活用において、「どこから始めるか」「どう現場に落とし込むか」といったお悩みをお持ちの方も多いかと思います。
当社では、モデル開発・ファインチューニング・既存LLM活用といったさまざまな選択肢に対して、現実的かつ段階的な導入支援をご提供しています。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
ではまた!新規事業統括部の洲崎でした。