育休一年取ってみた ~4カ月目~

2023.08.05

2023年3月に第一子が産まれました! それに伴い育児休業を一年間取得し、4カ月目を迎えたのでふりかえってみます。(もうすぐで5カ月)

育休を一年取った理由

取れるから

育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律

第5条 労働者は、その養育する 1 歳に満たない子について、その事業主に申し出ることにより、育児休業をすることができる

育児休業の制度は法律で決められています。期間もそうですし、申し出れば取得できる制度であるとも法律に書いてます。なので「育休一年取りまーす」と取ってみました。

初めてのことだらけなのでどちらか片方だけに負担を強いるよりも2人で分散し、子どものことを見ていられる期間を長くできますからね。

とはいえ「来月から育休一年取ります」だと抜けた穴をどう埋めるのか考える人や、代わりの人や、引継ぎを行う自分自身にも負担が掛かると考え、出産予定日の半年ほど前から「育休を一年取る」と伝えていました。その甲斐もあり、引継ぎがスムーズにできたと思います。

3月生まれなので保活に苦労しそうだから

「早産まれは保活に苦労する」って聞いたことがありますか? 私は聞いたことは無かったのですが、自分の子が3月に産まれそうってことで調べる中で知りました。要は4月から入所させることができず、年度内の途中もしくは次年度で入所となり、受け入れ枠が少ないからだそうです。

また住んでいる地域には、マンションが新しく何棟も建っているからなのか子育て世帯が多く見受けられ、枠を取り合う赤ちゃんの数も多そうなので保活が厳しくなりそうと考えていました。

実際のところ生後6カ月目くらいから保育園に入れられるように申し込み、入所でき次第復帰しようと考えてはいるんですが、上述の件から望み薄で本命は来年の4月入所になるだろうと想像しています。ですので保育園落ちた→育休延長を繰り返すよりは、一年取って早めに入所できたら復帰、できなくても一年面倒見れる作戦です。

(もし1歳4月入所できなかったらどうしよう……)

育休一年取ってみてどうか

ずっと家族と一緒にいられる

これに関しては何も言うことがありませんね。プライスレス。

ミルクの量が増えていく様子や動きがダイナミックになっていく様子を日々見れます。つい先日も目の前で寝返りを見せてくれました。

さらに平日・休日といったものが無くなったので病院や役所や銀行など比較的行きやすい時間帯に行けるようになったのもよかったです。

育児・家事の負担が分散できる

片方が赤ちゃんの面倒を見ている間に食事の準備や皿洗いといった家事ができますし、日替わりで赤ちゃんとのお風呂や夜勤(夜中の授乳担当のこと)を交代しているので毎日寝れないといったことを避けるようにしています。

家ではもちろん、予防接種や買い物などのお出かけも家族全員で行くことが多いです。荷物や赤ちゃんの世話の負担が分散できる点からもいいことづくめです。ベビーカーで移動することで今まで見てきた道もまた違ったように見えます。例えば道のちょっとした段差だったり、エレベーターのためにわざわざ遠回りしなきゃいけなかったり(駅によってはエレベーターの無い改札があって罠すぎる)。

会社からも社会からも切り離されているような孤独感

GPT-4 と同日に産まれた我が子ですが、世間が AI で盛り上がっている中そういったことに脇目もふらずに育児に専念していたので世間とのギャップができているような気がしたり、AWS のアップデートが全然追えてなかったり、全社昼礼や部会や四半期報告会などの会社イベントに参加できるようにアカウント周りを残しておいて貰ったのですが、ミルクの時間と被ってたりでなかなか参加できず所属している会社や部署について知る機会が減って組織改編でどうなっているのかがわからなかったりと取り残されている感がしています。もちろん育休中なのでしょうがない部分ではあります。

自分の時間が減った

家族と一緒の時間が増えた分、日常生活の中で一人で何かやってた時間が減ったと感じることもあります。自宅で映画一本を中断無しで最後まで観ようと思うと朝4時のミルクあげた後に二度寝せずに観るしかないほどです。もちろん育児・家事に拘束されている訳ではなく一人で映画館に行ったり、友達と遊んだりすることもあります。

さらに資格勉強や技術書を読むといった勉強ができなくなったと感じることもあります。日々の睡眠不足、集中力の低下、優先順位が低くなったことに対するモチベーションの低下、ワーキングメモリの減少など自覚しています。

育休入る前に AWS 認定資格は全部取得し、2023 Japan AWS All Certifications Engineers にも名前が載ったんですが、次年度は育休復帰より前に資格の有効期限切れが先に来るので諦めることになるんだろうと思っています……。

ひたすら眠い日々

最近は毎晩夜中2時か4時辺りに起きてミルクを求め泣くんですが、その対応時に起きた後、一度目が覚めたら二度寝ができず布団の中で過ごすことが少なからずあり、日中はずっと眠い状態になっている日が多々あります。酷いときは日付変わる前に起きてそこから眠れずに朝になったといったこともあり、回数も少なくありません。

上記で夜勤は交代していると書きましたが、夜勤でない日も泣き声で夜中に目が覚めてしまうことがあり、朝まで連続してぐっすり寝れる日は少ないです。そのため昼寝をすることもあります。

お金が物凄い勢いで減っていく

育休中は給与が出ず、代わりに育児休業給付金が貰えます。ただし給与の67%(半年まで)や50%(半年以降)が2カ月ごとに振込になります。社会保険料の免除がありますが、収入は減ってしまいます。

そんな中、税金の支払いや子どものヘルメット治療代、家を子どもに荒らされないように買った収納家具みたいな金額の大きいものから、写真撮影や日々のミルク代、おむつ代、育児グッズ、おもちゃ、買い物に行く頻度が減ってしまったので生協への依存度が高まって食費が上がってしまったので毎月の収支は結構アレになっちゃってます。

一応高い買い物は終わったと思うのでもう大丈夫なはず。でももうすぐ50%になる……。

復帰後への不安がつきまとう

長期間の休業になるので復帰後に会社のこと、AWS のこと、案件のこと、技術的なあれこれにキャッチアップしていけるかはもちろん、保育園の送り迎えやお風呂や食事といった子どもファーストになった新しい生活に慣れるかという不安がつきまといます。

まだ復帰まで時間があるので本格的には心配していないのですが、復帰が近づいてきたら SAP や DOP の勉強をして更新できる準備を整えておこうと思っています。

最後に

育休を一年取ったことに対する後悔は微塵も無く、日々成長していく姿を常に見ることができるので最高です。

クラスメソッドでは男性育休について「男性育休取得率91%」「平均1カ月程度」とデータを公開しています。

うちの子の生後1カ月の睡眠時間とミルクの間隔はこんな感じでした。

夜中でも起きてミルクを泣き求めます。なので一緒に生活してたら睡眠不足になると思っているのですが、1カ月で復帰する方々は睡眠不足をどうやって乗り越えているのかすごく気になっています。何かいい方法はあるのでしょうか?

皆さんが無理して職場復帰する必要が無いように育休を取得し、少しでも育休周りの数字が上がれば幸いです。

また、ちゃんと育休1年取れるクラスメソッドという会社に興味がある方は会社説明会に参加や、募集要項を確認しエントリーしてみてはいかがでしょうか?

この記事は ChatGPT を用いておらず、片手で赤ちゃんを抱えながら書きました?