Agile Vietnam Conference 2022で登壇してきた

Agile Vietnam Conference 2022で登壇してきた

Clock Icon2022.10.19

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はじめに

こんにちは、モダンオフショア事業推進担当兼アジャイルコーチの藤村です。2022年10月12日にベトナムのハノイで開催されたAgile Vietnam Conference 2022で、「Introduction of Modern Offshore Development」という発表をしてきました。

登壇資料

私の登壇資料は以下となります。

経緯

Regional Scrum Gathering Vietnam 2015, Agile Vietnam Conference 2019など、今までは一参加者としてベトナムのアジャイルカンファレンスに参加してきてましたが、今回は勇気を出してプロポーザルを出してみたところ採択していただき、登壇できることになりました。

会場

会場はインターナショナルコンベンションセンター。大きな看板が出ていて、迷わず会場に辿り着けました。 アオザイを着たスタッフの方がお出迎え。

オープニング

壇上に呼んでもらい、記念の盾と花束をもらいました。なお、この花束は宿泊しているホテルのフロントのスタッフにでもプレゼントしようと思って会場を出たところ、通りすがりのバイクの後ろに乗った女性から突然花束をくれと言われ、なぜか見ず知らずの人にプレゼントすることになりました…。

最前列で、他のスピーカーの皆さんと談笑する私。溶け込んでるっぽい!

登壇

DevOpsDays Taipei 2019にて英語で登壇した際は、英語の苦手意識から、事前に全てのスクリプトを準備し、単なるスクリプト読み上げマシーンと化してイケてない登壇をしてしまいました。そんな登壇なら、わざわざ海外に行く必要もなく、録画で十分なはずです。

今回はその反省を活かし、一切スクリプトは準備しなかった分、レアジョブのフリーカンバセーションで10回ほどリハーサルした上で本番に挑みました。おかげで、セッションについては話したいことを自分自身の言葉で話せたかなと思います。ありがとう、レアジョブ! 一方でQAセッションは、リスニング力不足から、「two?」「tool!」「two!?」「tool!!!」みたいなやり取りを繰り返しちゃったこともあり、まだまだ課題が残る結果となりました。この点についてはリスニングスキルを向上させて、次回リベンジしたいです。

感想

カンファレンスのテーマが「Agile Transformation & Innovation」ということで、大企業、特に銀行系の話や参加者が目立ちました。銀行系やFinTech分野とアジャイルの組み合わせの盛り上がりは、日本以上かもしれません。 このように、ベトナムの事業会社が積極的にアジャイルを導入し、多くの社員がカンファレンスに参加して熱心にセッションを聞いたり議論している中で、(私以外)誰も日本からのオフショア開発の話しなどもしておらず、また日本のオフショア開発関係者の姿を見かけることもなかったことに、非常に危機感を覚えました。

唐突ですが、ドラッカーも著書『マネジメント』の中で以下のように書いています。

産業全体として見ても、その衰退の最初の徴候は、有能でやる気のある人間に訴えるものを失うことである。

このカンファレンスに参加しているような、有能でやる気のあるベトナム人に訴えるような対象をいかに提供できるかを真剣に考えていかないと、今後ベトナムにおいてオフショア開発という産業自体が成り立たなくなるだろうと考えています。

さいごに

カンファレンス終了後の夜は、スピーカーディナーに招待してもらいました。そこでは東南アジア各国から来たアジャイルコーチ、アジャイル実践者と、本当に楽しく会話することができました。

台湾から来たスピーカーは、DevOpsDays Taipei 2019のディナーパーティーでも一緒に話してたことを覚えていてくれたり、Agile Vietnam Communityのオーガナイザーからは、ベトナムでのエンジニア採用などで困ったら力になるからいつでも言ってくれと言ってもらえたり、こういった東南アジア各国の第一線で活躍している方々と繋がりを持つことができたのが、一番の収穫だったのではないかと思います。

次回は2023年3月にホーチミンでもカンファレンスが開催されるそうなので、参加するのはもちろんのこと、チャンスがあれば改めて登壇にチャレンジしたいと考えています。

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