Redshift専用 Windows GUIツール『Aginity Workbench for Amazon Redshift』が便利かもしれない件

Redshift専用 Windows GUIツール『Aginity Workbench for Amazon Redshift』が便利かもしれない件

Clock Icon2015.07.14

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都内近郊、先週までは比較的涼しくて過ごしやすい気候でしたが、一気に暑さが到来し団扇や扇風機、クーラーが必須な感じになって参りました。暑さそのものもそうですが、脱水症状や熱中症にもくれぐれもご注意ください。

そんなわけで本題です。先日Mac OSXで扱うRedshift用のGUIツールとしてIntellij IDEA Ultimate版が良いよというエントリを投下しましたが、Windows環境でもRedshiftにアクセスする際の便利なツールが無いものか...と調べてみたところ、割と便利そうなものを見つけましたのでざっくり基本的な部分を含めてご紹介してみたいと思います。

目次

『Aginity Workbench for Amazon Redshift』

今回ご紹介するのはAginity社のGUIツール、『Aginity Workbench for Amazon Redshift』。同社からは他にも幾つかツールがリリースされていますが、このツールは名前の通りRedshiftに特化したものになっているようです。PostgreSQLにアクセス可能なツールでRedshiftにもアクセス可能...というものはそこそこありますが、"Redshift専用"を謳っているものは珍しいのではないでしょうか。

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入手とインストール

入手及びインストールについては、以下エントリをご参照ください。

現在ではCommunity Editionというものが利用可能となっています。必要な手続き(無料)を済ませてライセンスを登録すれば完了です。

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接続設定の作成は、従来のDBツールと変わらずのインタフェースとなっています。必要な接続情報を設定すれば準備完了です。

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ざっくり機能紹介

ここからはAginityで用意されている機能についてざっくりその内容をご紹介して行きたいと思います。公式HPでも記載されているように、SQL Workbench/Jとの比較で『Aginityではこれが出来ます』という感じで紹介されています。

Object Browser

各種要素の閲覧機能である『Object Browser』の機能は以下の通りとなっています。

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主だったデータベース領域については、以下の様にストレージ容量のサイズが表示されています。

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テーブル毎の分散状況を確認する事も可能です。任意のテーブルを右クリックし『Show Distribution』をクリックすると、

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以下の様に分散状況を可視化してくれます。このテーブルについては割とガッタガタである(上手い感じに分散されていない)という事が分かりますね!(しろめ

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Query Window

SQL実行に関する『Query Window』については以下の通りです。

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Redshift特有のワードについても対応されているのは嬉しいところですね。以下の様にUNLOAD文が問題無く実行出来ました。

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ちなみに要素名の補完についてもこんな感じで上手いことやってくれるようです。

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Result Window

表示結果のウインドウに関する機能は以下の通り。

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結果に対してサマリを計算する機能や、結果をSQLエディタにドラッグアンドドロップする機能が使えるようです。

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SQL Generation

『SQL生成』の機能については以下の通り。その名前の通り、処理実施は行わず、処理を行うためのSQLを指示した内容で生成してくれる機能となります。

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各種テーブルに関するものや、

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分散キーの変更、VACUUM等に関するSQL文も生成してくれます。

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Query History

クエリの履歴に関する機能は以下の通り。

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Query Analysis

クエリの分析・解析に関する機能は以下の通り。

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SQL文を選択した状態で実行(F8)をすると、分析状況を別ウインドウで表示してくれます。

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Table Analysis

テーブル解析に関する機能は以下の通りです。

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メニューからテーブルの[Show Storage]を選択すると...

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以下のようにテーブル単位での件数やストレージ容量等の情報が一覧表示されます。

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Import/Export

データのインポート/エクスポートに関する機能は以下の通り。

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このツール、S3への連携も出来るようです。メニューから『AWS S3 File Explorer』というのを選択すると、

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以下の様に接続情報を聞かれます。所定の認証情報を設定すると、S3にGUIツールでアクセス出来るようになります。(※接続先を切り替える際はツールを再起動させる必要があるようです。)

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Other

その他の機能については以下の通りです。

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まとめ

以上、Redshift専用のGUIツール『Aginity Workbench for Amazon Redshift』に関するご紹介でした。今回紹介した内容は一部に過ぎず、他にも色々便利そうな機能がてんこ盛りのツールのようです。現時点ではCommunity Editionは無料で利用可能ですので(要ライセンス申し込み)、Windows環境でのRedshiftアクセスGUIツールをお探しの方がいましたら是非試してみてはいかがでしょうか。(これMac版も出てくれないかな〜...)

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