湿度と温度の両方を自動調整にて快適な空調環境にしたかったのでSwitchBotを導入してみた

湿度による空調調整を行うためにSwitchBotを導入してみました。温度と湿度、その両方で調整する場合に躓くポイントについても書いてみました。
2022.07.20

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IoTデバイスを用いての、温度判定による空調自動切り替えは快適そのものです。ただ、この季節では温度よりも湿度が効いてきます。そしてこれまで使っていた機器では湿度が判定できていませんでした。

SwitchBotを使った快適な生活について聞く機会があり、どうやら湿度判定があるようなので思い切って機器を変えてみました。

ただ、実際にやってみると案外躓きどころもあります。この湿度と温度に苦労する季節を快適に過す覚書としてみました。

必要な機器

SwitchBot温湿度計プラスだけでは成立しません。これはあくまでも温度と湿度のセンサーであるため。ハブミニも揃えましょう。

ハブ「ミニ」という点が気になったため、元々のハブは無かったのかと確認してみたところ公式ページに解がありました。

ハブプラスはハブの既存機能のほかに、赤外線リモコン操作機能は搭載されています。

簡単に言うと、ハブミニは、機能上でハブプラスとあまりに区別がつかないほどスマートで便利です。マイクロUSB挿し口のデザインで更にコンパクトで、使いこなせるようになりました。

各ページを見る限り、ハブの後継機がハブプラスであり、ハブプラスの後継機がハブミニとなります。後継機のほうが性能もよくなっています。現在流通されているハブミニを手にとって問題はないということです。

なお、温湿度計もプラスではない機器がありますが、今回はプラスを選択しました。理由としては表示される文字が太いため見落としにくいところと、快適さの目安になるマークが表示されるためです。

温湿度計プラスでのオートメーション

ハブミニと温湿度計プラスの設定はメーカー説明書及びSwitchBotアプリの手順を見ることで問題なく完了すると思われます。問題はiFTTTを用いたオートメーション。この点については詳しい説明書きがないため試行錯誤が必要です。

ハブミニを用いて空調操作を設定することになりますが、普通に操作した限りでは空調操作は一つだけ作って終わることでしょう。実際アプリから操作するでのあれば一つで済みます。

ですが、実際に空調を様子見していると気がつくはずです。温度と湿度の組み合わせは厄介だと。

筆者の場合、湿度が高すぎると体調が悪化することを実感していたために湿度による判定を入れていました。実際基本は湿度調整さえ出来ていれば快適でした。が、室温29.8度と湿度50%室温22度と湿度50%の組み合わせに遭遇して考えを改めさせられました。辛い。

試しにiFTTTにて温度と湿度それぞれ用に異なるアプレットを作成したうえで、空調オン用の「Turn on application with Hub Plus IR…」と空調オフ用の「Turn off application with Hub Plus IR…」の2パターンを設定して様子見たところ気が付きました。除湿しかしてない、と。空調操作では除湿しか設定していなかったためです。

つまり、SwitchBotアプリ上で設定した空調の通りにのみオートメーション設定が走るわけです。なので、湿度用と温度用の2つが必要でした。記憶が確かならそんな解説は見たことありません。

そして現在動かしているアプレットは以下の通り。居住地区環境の影響か湿度は一定の快適な状況以下に落ちないことを確認したので、基本的に湿度では空調を停止させていません。が、温度は容赦なく下がる事を確認したため、温度についてはオンとオフの両方を設定しています。

あとがき

とても快適になりましたが、難点はiFTTTのポーリング間隔です。オンオフを繰り返した後に急激な温度上昇が発生すると辛いことになります。命を守る意味でProプランを取るのもありでしょう。

下図は自室の温度状況です。当初の温度調整がままならない状況だったのが可視化されています。

うまく使うと夜間の体調調整も万全になります。体を崩しやすいと感じる場合には導入を検討もありかもしれません。