Alteryx Analytics CloudのDesigner Cloudを使ってみた #Alteryx

Alteryx Analytics CloudのDesigner Cloudを使ってみた #Alteryx

Clock Icon2023.03.08

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こんにちは、スズです。

2023年3月7日(火)、Alteryx Analytics Cloud Roadshowにて、Alteryx Analytics Cloudがお披露目されました。

Alteryx Analytics CloudはAlteryx社が提供するクラウド分析プラットフォームです。Alteryx Analytics Cloudの機能の1つに、Designer Cloudがあります。従来のAlteryxユーザーにはお馴染みの、キャンバスにツールを配置してワークフローを作成する、というあの操作が、Webブラウザから行うことができます。

早速、Designer Cloudを使ってみましたので、本記事にてご紹介します。

Designer Cloudを使ってみた

データのインポート

Designer Cloudを使ってみるために、CSVファイルで以下のようなデータを用意しました。このデータをDesigner Cloudで加工してみます。

このファイルのデータをDesigner Cloudで使うためには、まずはデータをインポートします。Alteryx Cloudの[Data]から[Import Data]をクリックして、ファイルからデータをインポートします。

[Choose files]をクリックして、ファイルを選択します。

ファイルを選択すると、画面右側にデータセットが表示されます。[Edit settings]をクリックすると、データセットのプレビューの確認と、読み込むデータの設定を変更できます。データを確認後は[Save]で画面を閉じます。
[Continue]をクリックすると、データをインポートします。

データをインポートできました。今回インポートしたデータは「stores_sales2.csv」というファイルです。

データを加工する

ここからは、Designer Cloudでワークフローを作成し、データを加工していきます。Designer Cloudの[New]をクリックして新しいワークフローを作成します。

以下の画面が開きます。「Drag an Input Data tool here to start building your workflow.」と書かれている画面(キャンバス)に、左ペインからツールをドラッグしてワークフローを作成していきます。

まずはInput Dataツールをキャンバスに配置します。キャンバスに配置したツールを選択すると、右ペインに設定画面が表示されます。先ほどインポートしたデータ「stores_sales2.csv」を選択します。
補足となりますが、今回はAlteryx Cloudの[Data]からあらかじめデータをインポートしていますが、Designer CloudのInput Dataツールの設定に[Upload File]のボタンからもファイルのデータをインポートすることができます。Input Dataツールからデータをインポートした場合も、Alteryx Cloudの[Data]にインポートしたデータを管理できます。

Input Dataツールでデータを読み込むと、下ペインの[Sample Results]にデータが表示されます。

[Sample Results]の[Metadata View]を表示すると、各列のデータ型を確認できます。今回読み込んだデータは、数値が入っているValue列がString型になっています。

Selectツールをキャンバスに配置し、Input Dataツールと接続します。Selectツールの設定にて、Value列をInteger型に変更します。
データ型を変更した結果は、[Sample Results]の[Metadata View]で確認できます。

Summarizeツールをキャンバスに配置し、Selectツールと接続します。Summarizeツールでは、Store Name列に対してGroup By、Value列に対してSumを設定します。
Summarizeツールの処理の結果は、[Sample Results]の[Data View]で確認できます。

ここまででデータの加工は完了とし、最後にファイルに出力してみます。Output Dataツールを配置し、Summarizeツールと接続します。Output Dataツールには出力するファイル名を設定します。
設定後、Run Jobをクリックしてジョブを実行します。

ジョブが完了すると、Output Dataツールの画面にてダウンロードボタンが表示されます。クリックしてファイルをダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを開くと、Designer Cloudで加工したデータを確認できました。

最後に

これまでAlteryx DesignerはWindows PCのみに対応していたため、Macユーザーは利用することが難しい状況にありました。Designer Cloudの登場で、Webブラウザから誰でもAlteryxでデータ分析することができるようになります。待望のDesigner Cloudについてご紹介しました。

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