Alteryx Location Intelligenceを使ってみた #Alteryx

Alteryx Location Intelligenceを使ってみた #Alteryx

Clock Icon2024.04.16

こんにちは、アライアンス事業部のikumiです。本日は、Alteryx Analytics CloudにあるLocation Intelligence機能を使ってみたので、その内容を記載していきます。

Alteryx Analytics Cloudとは

Alteryx Analytics Cloudは、クラウド型のデータ分析プラットフォームで、データ準備や分析、機械学習などのソリューションを提供するプラットフォームです。それぞれ、ノーコードでデータパイプラインの構築が行えるDesigner Cloudや、機械学習が行えるMachine Learning、自動でデータの分析サマリーを作成してくれるAuto Insights機能などがあります。

Location Intelligence

Location IntelligenceはAlteryx Analytics Cloudのプラットフォーム上で提供される機能の一つで、マップベースのキャンバスの上で空間分析ができる機能です。

今回は、このLocation Intelligenceでどんなことができるのかを試してみました!

早速使ってみる!

データ準備

Location Intelligenceでは以下の形式のデータをサポートしています。

  • CSV
  • Parquet
  • Snowflake

また、空間分析を行うツールであるため基本的には緯度経度、もしくはアドレスデータが必要となります。 今回はGoogleのオープンデータのtheLook eCommerceのデータを使用しました。

プロジェクトの作成

  • 新規のプロジェクトを作成すると、マップが描写された画面が表示されます
  • Location Intelligenceの分析はレイヤーの追加から始まりますので、まず [ +Add Layers ] を選択します
  • [ Upload Data ] を選択し、画面の案内に沿って用意したデータを取り込みます
  • 今回は緯度経度のデータから空間ポイントを作成するので、[ Create Point Layer from Lat/Lon ]を選択します
  • 次の画面で緯度経度のデータをそれぞれ選択しデータを作成すると、取り込み完了です!

  • 空間ポイントのレイヤーが追加されて、マップにピンが描写されました

レイヤーの編集

  • 追加したレイヤーの3点リーダーから、レイヤーの編集が可能です
  • 編集できる項目は以下の通り
    • color:単色の色の変更や、[ Style by Culumn ] から選択したフィールドの大小などに沿ったカラー分布を作成できます
    • Border:ポイントの枠線の太さや色を変更できます
    • Radius:ポイントの径の大きさを変更できます。選択したフィールドの大小などに沿った大きさの変更も可能です
  • 今回は、色をポイントの色と枠線の設定を変更しました

Analytics機能

  • [+ New Analytics] から、分析レイヤーの追加が可能です
  • ブログ執筆時点では、『Summarize by Area(エリア別に集計)』『 Trade Area(商圏分析)』『Spatial Match(空間マッチ)』『Find Nearest (最寄り検索)』の分析が使用できます。今回は、 Trade Areaの分析機能を試してみます!
  • Trade Areaの設定画面では、以下の設定ができます
    • Select Data Layer:取り込んだレイヤーのうち、分析をしたいレイヤーを選択
    • Units:単位を [ Miles / Kilometers ] から選択できます
    • Trade Area:商圏範囲の最小値と最大値を設定できます
  • 設定を完了し [ Create Analysis Layer ] を選択すると、商圏分析のレイヤーが追加されました!
  • 分析レイヤーでも色の編集が可能ですので、分析したい軸に沿ったカラーリングを行いましょう

さいごに:Location Intelligenceを使ってみて

Alteryx Analytics Cloudで待望していた空間分析機能のLocation Intelligenceですが、使用感としては非常にわかりやすかったです。レイヤーごとにデータを分けられるので、見たいデータの切り替えもスムーズですし、何よりデータに沿ったカラー分布機能などは、商圏分析でも使い道が多いと感じました!まだ対応データ形式が少ないこともあり、やや使いづらいと感じる点もありましたが、今後のアップデートに期待です!

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