AlteryxからOracleデータベースへの接続

2019.02.06

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こんにちは。

川崎方面から新宿行きの電車に乗るつもりだったのに、あまりの混雑に気がついたら小田原方面の下り電車に乗っていました、DI部の兼本です。 せっかくグリーン車に乗ったので、記念にブログを書いています。

Oracle使っていますか。

突然ですが、みなさん、Oracle使っていますか。

Oracleは、Alteryxがサポートするデータソースの一覧にしっかりと入っておりますので、問題なく接続可能です。 ただし、環境構築に関しては少しわかりにくいところがあったので、Alteryx からOracleデータベースへの接続をする手順をご紹介します。

まだOracleクライアントがインストールされていない場合

ご使用のAlteryx環境にOracleクライアントがインストールされていない場合、Designerで「Input Data」ツールを配置して、データソースとしてOracleを選択すると以下のようなダイアログが表示されます。

このダイアログで、Oracleクライアントをインストールしたいフォルダのパス(例:C:¥Oracle)を指定すると、インターネット経由でOracle Instant Clientをダウンロードしてインストールしてくれます。

Oracleクライアントをインストール済みの場合

すでにOracleクライアントがインストールされている環境では、Alteryx Designerを終了した状態で、以下の操作を実行します。

  1. Windowsエクスプローラで以下のフォルダを開きます。

%AppData%\Alteryx\Engine\2018.4\

注意: - 「%AppData%」は、「C:\Users\<ログインアカウント名>\AppData」を指しています。 - AppDataフォルダは隠しファイル属性が設定されていますので、Windowsエクスプローラで表示する場合は、隠しファイルを表示する設定を有効にします。 - 「2018.4」のところはバージョン番号になります。

  1. フォルダ内の「UserSettings.xml」というファイルをバックアップしたのち、テキストエディタで開きます。

  2. 68行目あたりに、

<OracleInstantClientInstallPath NoInherit="False" />

という記述があると思いますので、これを以下のように変更します。

<OracleInstantClientInstallPath NoInherit="False">
  C:\Oracle\instantclient_18_3
</OracleInstantClientInstallPath>

注意: フォルダパスのところは、ご使用の環境に合わせてOracle Instant Clientのインストールディレクトリを指定してください。

  1. テキストファイルの変更を保存終了し、Alteryx Designerを起動します。

上記操作を実施したのち、再度Oracleに接続するとAlteryx DesignerがOracle Instant Clientのインストール先フォルダを認識できます。

なお、本エントリは、Alteryx Communityの以下エントリを参考にさせていただきました。 - Unable to Find Oracle Client?

まとめ

いかがでしたか。 今回はAlteryからOracleへの接続方法についてご紹介いたしました。 ここではOracle Instant Clientを使用しましたが、他にもOracle ODBCを使用する方法もありますので、環境にあった接続方法をご検討ください。

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