
Alteryx Copilotを使ってAIにワークフローを作ってもらおう!
こんにちは!業務効率化ソリューション部のikumiです。
今回は Alteryx Copilot を使って、AlteryxのワークフローをAIで作ってもらったので、その内容を記録いたします。
Alteryx Copilotとは
Alteryx CopilotはAIを活用したワークフローアシスタントであり、自然言語でユーザーが入力した指示に基づいてツールの自動追加や関数の提案してくれる機能です。Alteryx Copilotは現在パブリックプレビュー中で、Market Placeから入手できますので、是非試してみたください!
また、現在はAlteryx Copilotは公式には英語サポートのみですが、様々な言語も理解してくれるようなので今回は日本語での指示を試してみたいと思います!ただし、その際の応答は正しくないか、英語になる可能性がありますので注意してください。
データプライバシーに関する注意点
Alteryx Copilotは、ワークフローメタデータ、ワークフローXML、およびデータセットメタデータにのみアクセスしますが、Google Gemini Proを使用して応答を生成するため、データのプライバシーは保証されませんので、メタデータ取り扱いについては注意してください。また、Alteryx Copilotを無効にすることはできませんので、メタデータを Alteryx Copilot に送信しないようにするには、Copilot をアンインストールする必要がありますので、こちらを理解した上で利用いただければと思います。
やってみた
今回は、「誕生月にクーポンを配布したいので、誕生月ごとのユーザー数を集計する」 というシナリオを想定してワークフローを作る指示をしてみました。
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Alteryx Copilotのインストール
Market PlaceからAlteryx Copilotのyxiファイルをダウンロードし、インストールをしました。
左側のメニューにCopilotが追加され、ここから操作することが可能です。
もし、メニューを閉じてしまって再度開きたい場合は表示
タブから再度開くことが可能です。
では早速やってみましょう! -
使用データ
AlteryxのサンプルデータTutorialDataAddressesAll.yxdb
を利用しました。
本データには、顧客IDや誕生日のデータ等が含まれています。 -
まず初めに
Birth Date
列を確認すると、Datetime型になっているようなので、これをDate型に直してもらいたいと思います。ここで早速日本語でお願いしてみました!
すると、理解してくれたようで、日時ツールを追加してくれました。ただし、ツールの中身の設定はよく見ると間違っているようで、正しく直していきます。
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続いて、
BirthDate2
列から月のみを抽出する指示を出してみました。ここでは、関数の提案をしてれたようですので、フォーミュラツールを自分で追加して指示通りの関数を入力します。
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最後に、誕生月ごとにユーザー数を集計をお願いしてみたところ、すべて理解し完璧に処理してくれたので、手直し不要で集計ができました!
最後に
今回は Alteryx Copilotを使って誕生月ごとのユーザー数を集計 してみました。
Alteryx Copilotを活用することで、データ処理の効率を大幅に向上させることができますが、最終的な結果をしっかり確認し、必要に応じて修正することが大事になってきますので、ワークフロー作成のサポート役として、うまく活用していけるとよさそうですね。
これからもCopilotを活用して、さまざまなデータ処理を試していきたいと思います!