Alteryx Designer Advancedに合格するまでにやったこと

Alteryx Designer Advanced取得までの道のりをお伝えします。
2023.04.17

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はじめに

こんにちは、アライアンス統括部の清水です。

昨年7月に営業統括本部からアライアンス統括部に異動後、Alteryx製品の担当になってから、資格取得を業務と並行して目標に掲げていました。昨年Alteryx Designer Coreの資格取得後、上位資格のAlteryx Designer Advancedの取得までが苦戦しまして、備忘録としてブログにしたいと思います。

Alteryx Designer Coreの試験を受けてみました!

試験概要

概要

Coreと異なる点はAdvancedの試験は英語のみです。試験対策や日頃の学習においても、英語で検索を行ったほうが情報量が多いため、Alteryx Designerの言語表記を英語にして慣れてつつ、わからないことがあった際には英語で調べるといったクセをつけていきました。

  • 受験費用:無料
  • 時間  :2時間
  • 問題数 :40問
  • 出題形式:単一選択or複数選択。実際にWFを構築して回答するハンズオンの問題と知識問題
  • 提供言語:英語
  • 試験中:Alteryx Coreと同様に、試験中はヘルプの参照やAlteryx Designer製品を触れます。

勉強したこと

分析アプリ

実際にアプリを作成してみて、「Interface Designer」などの細かな設定箇所の確認しました。

その他、Chain APPの作り方について確認しました。

Alteryx で複数の分析アプリを連鎖化する方法

マクロ

Alteryx Designerで作成可能な、各マクロの種類とそれぞれの特徴について確認しました。

    1. 標準マクロ(Standard Macro)
    2. バッチマクロ(Batch Macro)
    3. 反復マクロ(Iterative Macro)

Alteryxで標準マクロを作ってワークフローを再利用してみよう!

マクロ分析アプリでそれぞれ出来ること出来ないことを確認しました。マクロは業務でもよく利用する機会があり、お問い合わせの内容としても多いため、特徴を把握するだけでなく、実際に各種類のマクロを作成できるようになるまでWFを作り続けました。

統計分析

「Data Investigation」タブに表示されている、以下のツールの特徴と各ツールで出来ることを確認しました。

相関ツールは、ツールの特徴を文章で読んでも理解が難しかったため、実際にDesigner上でSampleを実行し特徴を何度も確認しました。

正規表現

正規表現が苦手だったため、表現のルールを何度も確認しました。

JOINツール

通常の結合ツールと複数結合の特徴の違いや、使い分けの場面などを確認しました。

データ加工

「Preparation」タブに表示されている以下のツールの特徴の把握をしました。

  1. Multi-Filed Binning
  2. Multi-Field Formula
  3. Multi-Row Formula

特にこの3つのツールが、名前も似ているので実際のツールの特徴をSampleをもとに確認しました。

レポート

「Reportion」タブに表示されている以下のツールの特徴を把握しました。

Sampleでレポートのプレビューを確認しながら、特徴を把握しました。

空間分析

空間分析が一番難易度が高く、Sampleで特徴を把握するだけでは得点が伸び悩みました。

まず各ツールの特徴を、すべて把握したうえでWeeklyチャレンジでハンズオンを繰り返し行いました。

空間分析は、他のAlteryxのツールとは使う場面が異なるため、実際にWFを作成するのが理解するには一番の近道だと思います。

試験を受け続ける

試験後には苦手分野の復習

試験は無料です。たとえ不合格でも、一週間待機すれば何度もチャレンジすることが可能です。

こちらの試験に限らず他の資格試験も同様だと思いますが、準備不足だったとしても、まずは受けてみるほうが合格までの近道になると思います。このように取得した分野の点数の%がメールで届くため、数字が低かった分野に戻って繰り返し復習しました。

 

またAlteryx Advancedの問題文は、すべて英語になるので早く解く練習も必要なので、ある程度の受験回数も必要になるかなと思います。IT系の資格では珍しく、受験が無料なのは非常にありがたいので、勉強がてらとりあえず受けてみるというのがいいと思います。

おわりに

Advancedに合格すると、Alteryx Designerの使い方にも幅が広がります。

特に空間分析を使った活用した事例を、今後お伝えしていきたいと思います。どなたかのお役に立てば幸いです。