Alteryx Designer Cloudのツール紹介:Select Rowsツール #Alteryx
こんにちは、スズです。
本記事では、Alteryx Analytics CloudのDesigner Cloudで使用できるSelect Rowsツールについてご紹介します。
Select Rowsツールの概要
Select Rowsツールは、Preparationのカテゴリの中にあります。
Select Rowsツールでは、入力されたデータセットから返す行(Select Rowsツールの出力アンカーに残す行)を選択することができます。返す行は、単一の行や範囲を選択できます。また、単一の行や範囲の指定を、複数設定することも可能です。
Select Rowsツールの設定
Select Rowsツールの設定は、[Range(s) to Return]に残す行を設定し、[Sort by Column]に行のソートの条件を設定します。
以下のデータセットを使って、Select Rowsの動作をご紹介します。
1行を選択
行番号を入力することで、その行を返します。複数の行を指定する場合は、改行して各行に行番号を指定していきます。
1行目から指定の行までの範囲を選択
1行目から指定の行までの範囲を指定する場合、-5
のように行番号の前にマイナスを入れることで、範囲を指定できます。
範囲を選択
任意の範囲を指定する場合は、3-5
のように範囲の始まりの行と終わりの行の番号をマイナスでつなぐことで、範囲を指定できます。
指定の行から最後の行までの範囲を選択
指定の行から最後の行までの範囲を指定する場合、5+
のように行番号の後にプラスを入れることで、範囲を指定できます。
Sort by Column
Select Rowsツールでは、入力されたデータセットに対してソートの設定が必須となっています。データセットが入力された状態の行の順番に対してではなく、ソートが行われた後の行の順番に対して[Range(s) to Return]で設定した行が返されます。 ソートの設定は、ソートの基準となるカラムと、ソート方法として昇順(Ascending)または降順(Descending)を選択します。
最後に
Alteryx Analytics CloudのDesigner CloudのSelect Rowsツールについてご紹介しました。