[レポート]ブレイクアウトセッション「LEGOLYTICS: レゴのパーツで最適化問題を考える」- Alteryx Inspire 2019 #alteryx19

2019.07.07

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DA部プリセールスエンジニアの兼本です。

本日7月7日はクラスメソッド株式会社の創業記念日です。 せっかくなので会社のロゴっぽいやつをLEGOで作ろうと思ったら、紫のブロックがなくて赤で代用しました。ごめんなさい。

さて、現地時間2019年06月10日〜2019年06月14日に米国ナッシュビルで開催されているAlteryxの年次カンファレンスイベント「Inspire 2019」。今回クラスメソッドからは計6人のメンバーが現地参加していました。

当エントリではイベント3日目に行われたブレイクアウトセッション「LEGOLYTICS: CREATING A LEGO MASTERPIECE USING ALTERYX」について、その内容をご紹介いたします。

目次


セッション概要

当トレーニングセッションの概要は以下の通りです。

セッションタイトル: LEGOLYTICS: CREATING A LEGO MASTERPIECE USING ALTERYX

講師: Ben Moss / Consulting Analyst(The Information Lab)

セッション概要: Join Alteryx ACE Ben Moss for a session on how he created an Alteryx workflow that converts an image into a LEGO set. This session includes a hands-on element as he walks you through how to implement packing logic through an iterative macro! (Alteryx ACEであるBen Mossの画像をレゴセットに変換する Alteryx ワークフローを作成した方法に関するセッションです。このセッションでは、反復マクロを使用してパッキング ロジックを実装する方法について説明するハンズオン要素が含まれています。)

セッションレポート

ブレイクアウトセッションの主な内容をレポートします。

LEGOモザイクメーカーをご存知ですか?

Benが住んでいるロンドンに世界最大規模のLEGOストアがオープンし、LEGOのモザイクメーカーが導入されたそうです。

LEGOモザイクメーカーは2018年末に横浜みなとみらいのLEGOストアに導入されたというニュースが(私の中では)記憶に新しいので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれないですが、自分の顔など好きな写真をLEGOブロックのモザイクにしてくれるサービスです。

そしてLEGOモザイクメーカーは、まあまあ費用がかかる(私は適切な値段設定だと思うけど、作りたいと言ったら家族会議で審議が必要なレベル)ですが、Alteryxを使えば、自分の写真をモザイクに作り変えるワークフローを作れるので、あとはLEGOブロックを買ってくるだけでOKですっていう、なんとも好奇心をくすぐられる内容です。

やってみた

論より証拠ということで、実際に写真をAlteryx Serverにアップロードしてモザイク化します。

実行ボタンを押すと、モザイク化するために必要なパラメータの入力画面が表示されます。 なお、デモで使用する画像は事前にDropboxにアップロードされたイメージファイルを使用していましたが、Dropboxは標準のツールがないので、Dropbox APIを使用してアクセスしていると推測しており、この仕組みも気になるところです。

ワークフローを実行し、結果をTableauで表示したところです。やはり可視化に関してはTableauを使うことが多いですね。

パーツリストも出力してくれるので、これ持ってLEGOストアに走れば自分でモザイク作れますね。

さて、それではもう少しシンプルな例で動作を確認しましょう。

シンプルな例でハンズオン

LEGOモザイクメーカーのデモをシンプルにして、以下のようなパーツ構成があったとします。

右図のようにすべて1x1のブロックで組めば簡単ですが、部品点数が増えるためコストが高くなります。コストを抑えるには左図のようにLEGOブロックをどのように組み合わせるかが重要になり、Alteryxでは繰り返し評価が必要なワークフローは反復マクロで実現します。

  • マクロを呼び出すワークフロー

  • パーツの最適化を行う反復マクロ

このマクロでは、空間マッチツールを使ってLEGOの設計図と使用可能なパーツが一致するかどうかを評価しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。 Alteryxを使うと、LEGOブロックの最適化までできてしまうという大変興味深いセッションでした。 残念なことに、最初にご紹介したLEGOモザイクメーカーを再現したワークフローは非公開ということでしたが、いつかはああ言ったマクロを作ってみたいですね。

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