検索とAIを活用したデータ分析 ThoughtSpot – Alteryx Inspire 2019 #alteryx19
こんにちは、大場でございます。
現地時間2019年06月10日〜2019年06月14日に米国ナッシュビルで開催されているAlteryxの年次カンファレンスイベント「Inspire 2019」。今回クラスメソッドからは計6人のメンバーが現地参加しています。
今回、Inspire 2019 では SIer やコンサルティング、独自のソフトウェアを提供する企業が約20ほど協賛をしています。 わたしのほうではソフトウェアベンダを中心にブースをいくつか周りつつ、ブースの様子に Web の情報を加えながら紹介をしていきたいと思います。
今回は ThoughtSpot です。
ThoughtSpot とは
ThoughtSpot は2012年に設立された会社です。 サイトをみるとアメリカ、イギリス、日本、インドに拠点があり、実は先日に日本法人が設立されて、先週の6月5日にはウェスティンホテル東京でローンチイベントが開催されていました。
製品の概要
昨今ビジネスユーザが簡単に使えるBIツールが多く提供がされていますが、それでも組織のなかのすべての業務ユーザがツールを完璧に使いこなしてビジネスに活用できているわけではないと思います。そんななか ThoughtSpot は業務ユーザが検索やクリックと同じ手軽さでデータ分析ができるプラットフォームを提供します。
ThoughtSpot では検索するだけで分析ができるように設計がされていてユーザからの問いかけに対して瞬時にグラフ化してアウトプットしてくれます。 グラフ化された結果を簡単にカスタマイズしてダッシュボードを作りユーザ同士で共有できます。
SpotIQ
ThoughtSpot には SpotIQ という機能があり、検索結果に加えてAIを活用したインサイトをレコメンドしてくれるので、新たな気付きを得たり、より深い分析ができるようになります。拡張性の高いインメモリ計算エンジンを実装していて数十億業のデータから数秒で結果を導き出す、さらにはユーザからのフィードバックや検索履歴を参考に ThoughtSpot が学習して賢くなっていきます。
紹介動画
既に日本語の紹介動画や、業種カットの Demo 動画がありました。
- ThoughtSpot概要紹介:検索とAIを活用したデータ分析
- ThoughtSpot Demo for Financial Services
システム構成
ハイスペックなサーバ環境にインストールします。オンプレミスでも AWS や Azure、GCP などのクラウドいづれも対応しています。Falcon とよばれる独自のインメモリの計算エンジンを搭載していてここにデータを格納します。
各種DBに対して ODBC/JDBC でデータ取得をしたり、エクセルファイルや CSV などの区切りファイルをドラッグアンドドロップでアップロードしたり、あるいは専用のデータローダーで TB のデータ・セットを取り組むことができます。
Alteryx との連携
各種データソースから Thought Spot にデータを取り込む部分で活用ができます。Thought Spot 側は当然キレイな状態で分析がしやすいデータが格納されていることが望ましいので、Alteryx で処理済みのデータを格納する、あるいはその取り込みを自動化するといった部分で連携すると活用がスムーズです。既に Alteryx では Thought Spot へデータを取り込むためのツールがあり、シームレスにいけます。
まとめ
ThoughtSpot の紹介は以上となります。高機能でユーザーフレンドリーなツールがどんどんでてきますね。既に日本法人やパートナーもあり利用が広がっていきそうです。個人的には日本語でどのくらい自然にやりとりができるか気になりました。こちら からデモのリクエストができますのでご興味のある方はぜひお申込みください。
こちらからは以上です。