Alteryx 2023.1 新機能:Designer Desktopのダークモードを試してみた – Alteryx Inspire 2023

闇が広がる
2023.07.29

こんにちは、スズです。

現地時間の2023年5月22日(月)~5月25日(木)に、ラスベガスにてAlteryx Inspire 2023が開催されました。Alteryx Inspire 2023で開催された様々なセッションの中に、『Designer Features You May Have Missed』(見逃しているかもしれないAlteryx Designerの機能)というセッションがありました。当該のセッションについては以下の記事でご紹介しています。

本記事では、『Designer Features You May Have Missed』のセッションにて紹介されたDark Side Modeの機能についてご紹介します。

ダークモードのご紹介

概要

白くてまぶしいAlteryx Designerですが、そんなAlteryx Designerを黒く染める、そんな機能がダークモードです。ダークモードはバージョン2023.1の新機能です。リリースノートにダークモードについて記載があります。

リリースノートに、ダークモードはベータリリースと記載されています。ツールの設定などについては、一部のみダークモードに変換されるようです。以下はリリースノートからの引用となります。

ダークモードの初期リリースはベータリリースです。特定のDesignerインターフェースコンポーネントのみがダークモードに変換されています。さらに、特定のコンポーネント(多くのツール設定を含む)が、現時点では一部のみがダークモードに変換されて表示される場合があります。今後のリリースで、ダークモードのための追加要素を引き続き追加していく予定です。

設定してみた

まずはいつものAlteryx Designer。白いですね。

ダークモードの設定はユーザー設定にて行います。オプション > ユーザー設定 > ユーザー設定の編集 を開きます。

[ユーザー設定]ウィンドウのカスタマイズを開くと、DESIGNERテーマという設定があります。ここでライトモード、ダークモードを切り替えることができます。

ダークモードに変更して保存すると、こちらのような画面になりました。キャンバス以外黒いですね。

メニューも黒く表示されています。

フォーミュラツールの設定を開くと、こちらはライトモードの時と同じ表示となっていました。設定画面がダークモードに未対応の場合は、このように表示されるようです。

フィールド付加ツールの設定は、入力欄以外は黒く表示されていました。こちらは一部対応済みというところでしょうか。

アイコンが白黒のインターフェースツールがどう変わったのか見てみます。こちらはライトモードのときのインターフェースツールのアイコン。

こちらはダークモードのときのインターフェースツールのアイコン。ライトモードと比べて、白黒が反転しているようです。

キャンバスが白い状態でダークモードのインターフェースツールを配置すると、アイコンがキャンバスに溶け込んでしまいます。

キャンバスについては、ユーザー設定のキャンバスにて背景の色を設定できます。キャンバスの色を黒く設定してみます。

これでインターフェースツールのアイコンも見えるようになりました。ダークモードご利用の際は、キャンバスの背景も考慮する方がよさそうです。

最後に

Alteryx Designer 2023.1の新機能、ダークモードについてご紹介しました。

参考