【Alteryx Server】メモリエラーが発生した時に考えるべきこと
こんにちは、アライアンス統括部の清水です。
今日はAlteryx Serverを利用中に、メモリエラーが発生した際の対処方法に関してまとめてみます。
対処方法
メモリ使用量が増えているWFを見直す・最適化を行う
実行処理を行ったWFに、データ量が多い場合・メモリ負荷の高いプロセスが含まれている場合などで、メモリ使用量が増加します。
WFの処理の内容を、見直ししていただくことをお勧めします。
- データ読み込み時後、「セレクトツール」などを利用し、データ処理には不要なフィールドの削除
- 「サンプリングツール」を利用し、処理を行うデータ量を減らす
- 同じ処理結果となるプロセスにて、ツールを大量に利用せず、少ない数でまとめる
- データの処理を分割する(マクロ、分析アプリなど)
- メモリを大量に消費するプロセス (空間処理、予測処理など) が含まれているWFにのみ、割り当てるメモリを必要に応じて増やす
Alteryx Serverの設定を調整する
Alteryx Serverの設定を、調整することによりメモリ増加を抑えられる場合があります。
- サーバー上で同時に実行できるWFの数を、変更されていた場合、推奨値に戻す
- ソート・結合操作を含むツールのメモリの数値を、変更されていた場合、推奨値に戻す
Alteryx Server System Settings Deep Dive - Worker
ハードウェアのリソースを追加する
Alteryx Serverに割り当てている、サーバーのハードウェアリソース(主にメモリ箇所)が不足している可能性があります。可能であれば、メモリの追加を行ってください。
エラーメッセージについて
Windows successfully diagnosed a low virtual memory condition.The following programs consumed the most virtual memory: AlteryxEngineCmd.exe (XXXX) consumed XXXXXX bytes, AlteryxEngineCmd.exe (XXXX) consumed XXXXXX bytes.
サーバーのハードウェアリソース上で、エラーメッセージに、【AlteryxEngineCmd.exe】が確認できた場合、こちらは同時に複数のWF処理を実行するわけではないので、Alteryx Serverでの同時実行WFの数に関して考慮する必要はありません。
おわりに
メモリエラーが発生した際に、考えられる事項をまとめてみました。
どなたかのお役に立てば幸いです。