【Alteryx Server】メモリエラーが発生した時に考えるべきこと

2023.02.21

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こんにちは、アライアンス統括部の清水です。

今日はAlteryx Serverを利用中に、メモリエラーが発生した際の対処方法に関してまとめてみます。

対処方法

メモリ使用量が増えているWFを見直す・最適化を行う

実行処理を行ったWFに、データ量が多い場合・メモリ負荷の高いプロセスが含まれている場合などで、メモリ使用量が増加します。

WFの処理の内容を、見直ししていただくことをお勧めします。

  1. データ読み込み時後、「セレクトツール」などを利用し、データ処理には不要なフィールドの削除
  2. 「サンプリングツール」を利用し、処理を行うデータ量を減らす
  3. 同じ処理結果となるプロセスにて、ツールを大量に利用せず、少ない数でまとめる
  4. データの処理を分割する(マクロ、分析アプリなど)
  5. メモリを大量に消費するプロセス (空間処理、予測処理など) が含まれているWFにのみ、割り当てるメモリを必要に応じて増やす

Alteryx Designer の メモリの上限 設定

Alteryx Serverの設定を調整する

Alteryx Serverの設定を、調整することによりメモリ増加を抑えられる場合があります。

  1. サーバー上で同時に実行できるWFの数を、変更されていた場合、推奨値に戻す
  2. ソート・結合操作を含むツールのメモリの数値を、変更されていた場合、推奨値に戻す

Alteryx Server System Settings Deep Dive - Worker

ハードウェアのリソースを追加する

Alteryx Serverに割り当てている、サーバーのハードウェアリソース(主にメモリ箇所)が不足している可能性があります。可能であれば、メモリの追加を行ってください。

エラーメッセージについて

Windows successfully diagnosed a low virtual memory condition.The following programs consumed the most virtual memory: AlteryxEngineCmd.exe (XXXX) consumed XXXXXX bytes, AlteryxEngineCmd.exe (XXXX) consumed XXXXXX bytes.

サーバーのハードウェアリソース上で、エラーメッセージに、【AlteryxEngineCmd.exe】が確認できた場合、こちらは同時に複数のWF処理を実行するわけではないので、Alteryx Serverでの同時実行WFの数に関して考慮する必要はありません。

おわりに

メモリエラーが発生した際に、考えられる事項をまとめてみました。

どなたかのお役に立てば幸いです。