チュートリアルで学ぶAlteryx Designer データをブレンドして分析する編
こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。
Alteryx Designerにはチュートリアルが用意されており、基本的な使い方から学ぶことができます。今回はAlteryx Designer日本語版のチュートリアルから「データをブレンドして分析する」をご紹介します。
データをブレンドして分析する編
チュートリアルの「データをブレンドして分析する」では、データの結合や分割などを学びます。
データソースを結合する
このチュートリアルでは、 ジョイン -> ジョイン を使用して2つのデータを結合します。
結合するデータは、ワークフロー上に用意されているデータの他に、もう1つ用意します。 入出力 -> データ入力 を配置して、「\Alteryx\Samples\ja\SampleData\」(Alteryxのインストール先のフォルダ配下)にある「TutorialDataAddresses.yxdb」のファイルを選択します。
続いて、ジョインツールをワークフローに配置します。フィルターツールの True (T) の出力をジョインツールの Left (L) に、追加したデータ入力ツールの出力をジョインツールの Right (R) に接続します。
ジョインツールの設定ウィンドウでは、以下の設定を行います。「UserID」列のデータが一致する場合に、Left側とRight側のデータを結合します。
- 「特定のフィールド」で結合で「UserID」列を選択
- Right から入力された「UserID」列の選択を解除
ワークフローを実行して結果を確認します。ジョインツールの Join (J) の出力には、Left側とRight側のデータが結合されて出力されます。選択を外したRight側の「UserID」列は削除されています。
Left (L) の出力には結合できなかったLeft側のデータ、Right (R) の出力には結合できなかったRight側のデータが出力されます。データが表示されていない場合は、全てのデータが結合されていることになります。
文字列の列を分割する
このチュートリアルでは、 パース -> テキストを列に分割 を使用して、1つの列に含まれるデータを複数の列に分割して出力します。
テキストを列に分割ツールを配置し、ジョインツールの Join (J) の出力に接続します。
テキストを列に分割ツールでは、以下の通り設定します。「Mobile」列をハイフンで分割し、2列に分けて出力します。
- 分割する列:Mobile
- 区切り文字:-(ハイフン)
- 列数:2
ワークフローを実行して結果を確認します。元の「Mobile」列の文字列にはハイフンが2つありますが、出力先は2列であるため、1つ目のハイフンの前の文字列と、1つ目のハイフンの後の文字列に分けて出力されています。
列に基づいてデータを分析する
このチュートリアルでは、 変換 -> サマライズ と 準備 -> 並べ替え を使用します。
まずはサマライズツールを配置してテキストを列に分割ツールに接続します。サマライズツールの設定ウィンドウの上部で「Mobile1」を選択、設定ウィンドウの下部で「追加」から「グループ化」と「カウント」を選択して「アクション」に追加します。また「出力フィールド名」の「Mobile1」を「Mobile Area Code」に変更します。
いったんワークフローを実行してみます。サマライズツールの結果ウィンドウには、「Mobile Area Code」列のデータごとの数が出力されています。
続いて並べ替えツールを配置し、サマライズツールに接続します。並べ替えツールの設定ウィンドウでは、「Count」列を「降順」で表示するよう設定します。
ワークフローを実行します。「Count」列の数値が高い方から順にデータが表示されています。
最後に
今回はAlteryx Designerのチュートリアルから「データをブレンドして分析する」をご紹介しました。Alteryx Designerの学習にチュートリアルをお役立ていただければ幸いです。
Alteryxの導入なら、クラスメソッドにおまかせください
日本初のAlteryxビジネスパートナーであるクラスメソッドが、Alteryxの導入から活用方法までサポートします。14日間の無料トライアルも実施中ですので、お気軽にご相談ください。