初めに
Alteryx Designerを使用する際、手動で実行すると正常に実行されるのに、
何故かAutomation Add Onのスケジューラで実行をするとエラーになる現象があります。
その時は以下の内容をご確認お願い致します。
確認１．ワークフローの内で廃止になったツールがないか確認する。
Depricated（廃止）されたツールに関してはAutomation Add Onのスケジューラ動作を保証しておりません。
実行ワークフローの内にDepricated（廃止）されたツールがないか確認します。
How To: Obtain the List of Deprecated Tools in Alteryx Designer
確認２．ワークフローの内でPython-based connectorsツールがないか確認する。
公式の案内でも以下の案内があったようにAutomation Add OnのスケジューラはPython-based connectorsツールには対応しておりません。
実行するワークフローの中に以下のPython-based connectorsツールがある場合はAutomation Add Onのスケジューラでは実行できないのでPython-based connectorsツールではないか確認します。
現在存在するPython-based connectorsツールに関しては以下の【Python-based connectorsツールの一覧の例】をご確認お願い致します。
Designer plus Desktop Automation (Scheduler) does not support Python-based connectors.
【Python-based connectorsツールの一覧の例】
（※こちらは本記事の執筆時点2023/08/22現在の情報となり、今後変更等でてくる可能性があります。）
Anaplan Tools
Automation Anywhere 360 Tool
Azure Data Lake Tools
Box Tools
Dataverse Tools
Dropbox Tools
Google Drive Tools
OneDrive Tools
Outlook 365 Tool
Power Automate Tool
Power BI Output Tool
Salesforce Input Tool
ServiceNow Tool
Sharepoint Tools
Tableau Tools
UIPath Tool
確認３．実行権限の問題ではないか確認する。
手動でワークフロー実行する際には基本、Windowsに現在ログインしているユーザーとして実行されますが、
Automation Add Onのスケジューラに登録し、ワークフローを実行する場合だとLocalSystem Accountで実行されます。
そのため、手動でワークフロー実行では正常に実行されますが、Automation Add Onでスケジューラで実行をする時のみエラーが発生し、実行が出来なかった現象がある場合がございます。
現象の例）
データ入力ツールでデータベースを接続し、データ出力ツールでデータベースを出力する単純なワークフローだが、
手動でワークフロー実行する際には正常実行されるが、Automation Add Onでスケジューラで実行をする時にはエラーが表示され、実行できない。
その時はワークフローを別のユーザーとして実行するように設定で改善を確認する方法がございます。
【ワークフローを別のユーザーとして実行するように設定する方法】
Alteryx Designer上部のメニュー「オプション」→「システム設定」→「Worker」タブの「Run As…」から
現在ログインされているアカウントを登録し、改善ができるかどうか検証。
「検証内容」
１．Alteryx Designer上部のメニュー「オプション」→「システム設定」
２．ポップアップ画面からOKクリック。
３．「Worker」タブの「Run As…」まで「NEXT」ボタンで遷移
４．「Run As…」に現在Windowsでログインされているアカウントを登録
※ドメインには「WORKGROUP」または「空白」（※値なし）二つのパターンでお試しをお願い致します。
５．「NEXT」をクリック。
６．5番でエラーなく設定された場合、スケジュールを実行しスケジュールを実行し、結果確認。
確認１－３までをお試しした後でも問題が改善されない場合はサポートセンターにお問い合わせ
もし、確認１－３までをお試しした後にも問題が改善されない場合は以下の内容を含めてサポートセンターにお問い合わせをお願い致します。
１．現象が確認できる簡素化したワークフロー
※ワークフローを渡す際にはAlteryx Designer上部メニュー「オプション」→「ワークフローをエクスポート」機能を利用し、
関連ファイルも一緒に渡してください。
２．手動でワークフロー実行した時のAlteryx Designerの全体スクリーンショット
３．スケジューラの結果スクリーンショット
４．Alteryx Designerのバージョン
５．いつから問題が発生しているか
６．Run Asの設定をされているか確認と関連スクリーンショット添付
７．ODBC設定画面のスクリーンショット（ワークフロー内でデータベースの接続があった場合）
８．ご使用中のSQLのバージョン（ワークフロー内でデータベースの接続があった場合）
９．DesignerのEngine Log
※How to enable Engine Logs
2
