【Alteryx Designer】実践ユースケース/エクセルでデータを閲覧するのに便利な機能
皆さんこんにちは、しみずです。
いつもAlteryxを利用してデータの集計や処理の内容を書くことが多いのですが、先日エクセルにてデータを閲覧する際の前処理をAlteryxで行ったところ、非常に便利だったツールがあったので、ユースケースとしてご紹介したいと思います。
Excelでデータを確認したい
完成図
Excelで最終的に、以下のようなテーブルを表示してみたいと思います。
ここで考える必要があるのが、日付項目はセルを結合して1つに対し、属性の項目は「店舗名」と「人物名/エリア」といったように項目が2つあるのでどのように表現するかだと思います。
元データはこちら
「開始日」「終了日」しか表示がないため、間の期間分も行生成ツールを利用してデータを作成する必要があります。
Alteryxで使ったツール
行生成ツール
終了日から開始日を求め、間の期間分も行を増やしてくれます。
こちらを利用して、行をこのように増やしました。
日時ツール
「Date」項目から曜日を出すのに利用できます。
こちらを利用して、短縮系の曜日を追加しました。
アレンジツール
日付項目1つに対し、「店舗名」と「人物名/エリア」といったように、データフィールドを並べるのに使えます。
これで、2つの項目を並べることができました。
ベーシックテーブル
エクセルと同じように、条件式で色付けすることが可能です。
今回は、特定の条件で項目値に対して、Alteryx内で色付けしておきたかったので利用してみました。
このように、行レベルに対して色付けしてみました。
あとは、このデータをそのまま「レンダリング」ツールを使ってデータ出力し、元のエクセルのテンプレートにデータをコピーして完成図の出来上がりです。
おわりに
データを確認するスタッフ全員のことを考えると、エクセルで最後は確認したいといったケースは、よくご相談いただきます。
そのため今回は、あえてAlteryxを使ってエクセルで最後データを見るうえで、前処理に便利な機能をお伝えしてみました。どなたかのお役に立てば幸いです。