Alteryx Serverで分析アプリを実行する – Alteryx Serverアドベントカレンダー2022
こんにちは、スズです。
本記事はAlteryx Serverアドベントカレンダーの15日目の記事です。
15日目はAlteryx Serverでの分析アプリの実行についてご紹介します。
利用環境
本記事の執筆に使用しているAlteryx Serverの環境は以下の通りです。
- Windows Server 2022 (Amazon EC2)
- Alteryx Server 2022.1
- 認証タイプ:Built-in
- Alteryx Designer 2022.1 日本語版
Alteryx Designerで分析アプリの作成
まずはAlteryx Designerで分析アプリを作成します。本記事はAlteryx Serverでの分析アプリの実行が主題ですので分析アプリの作成については紹介はしませんが、このあとAlteryx Serverでの分析アプリの実行の画面と比較のために、今回使用した分析アプリを簡単に画像でご紹介します。
今回は試しに以下の画像の分析アプリを作成しました。ワークフローとしては、取得したデータを昇順に並べ替えて、一部のレコードを取得するという内容になっています。
Alteryx Designerで分析アプリを実行すると、パラメータの入力を求められます。ファイルの入出力と、ソートに使用する列の選択、取得する件数の指定を行います。
Alteryx Serverで分析アプリを実行
Alteryx Serverに分析アプリを保存して実行してみます。保存については通常のワークフローと同じ手順ですので、手順は以下のブログをご参照ください。
Alteryx Serverにサインインし、[マイワークスペース]で保存したファイルを確認してみると、ファイルの一覧には「タイプ」の欄があり、保存したファイルが分析アプリとして認識されています。実行するため、分析アプリをクリックして開きます。
画面右上に[実行]をクリックします。
Alteryx Designerで分析アプリを実行するときと同じように、インターフェースツールで設定したパラメータの入力が求められます。各項目を設定して[Run]をクリックします。
なお、この例では、[Browse]ボタンから入力ファイルを選択しています。この時選択した入力ファイルは、ブラウザを操作しているPCのローカルにあるファイルです。一方で、出力先として指定しているパスはAlteryx Serverのローカルのパスとなります。
分析アプリの実行に成功すると、「This job has completed successfully.」というメッセージが表示されます。
Alteryx Serverに保存した分析アプリを実行する場合、Alteryx Server上で実行されるという点にご注意ください。例えば、今回実行した分析アプリではファイルの出力を行いました。ファイルの出力先を指定できるようにしていますが、出力先はAlteryx Serverからみたファイルパスとなります。今回は「C:\」と指定していますが、ブラウザを操作しているPCのCドライブ配下ではなく、Alteryx ServerのCドライブ配下にファイルが作成されます。
補足となりますが、もしAlteryx Server上にファイルを出力するのではなく、ブラウザを操作しているPCにファイルをダウンロードしたい場合は、データ出力ツールにファイル参照ツールを使わないことで対応できます。
最後に
Alteryx Serverアドベントカレンダー15日目、Alteryx Serverでの分析アプリの実行についてお届けしました。