[アップデート] Amazon Bedrock Guardrails で ApplyGuardrail API のクォータ引き上げがありました
こんにちは!クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。
Amazon Bedrock Guardrails で ApplyGuardrail API のクォータ引き上げがありました。
アップデート内容
今回、クォータの引き上げがあったのは以下の項目です
- On-demand ApplyGuardrail requests per second
- 1 秒あたりの ApplyGuardrail API リクエスト数
- 25 リクエストから 50 リクエストに変更
- On-demand ApplyGuardrail Denied topic policy text units per second
- ApplyGuardrail API の Denied topic で利用する 1 秒あたりのテキスト単位数
- 25 テキスト単位から 50 テキスト単位に変更
- On-demand ApplyGuardrail Word filter policy text units per second
- ApplyGuardrail API の Word filter で利用する 1 秒あたりのテキスト単位数
- 25 テキスト単位から 200 テキスト単位に変更
- On-demand ApplyGuardrail Sensitive information filter policy text units per second
- ApplyGuardrail API の Sensitive information filter で利用する 1 秒あたりのテキスト単位数
- 25 テキスト単位から 200 テキスト単位に変更
- On-demand ApplyGuardrail Content filter policy text units per second
- ApplyGuardrail API の Content filter で利用する 1 秒あたりのテキスト単位数
- 25 テキスト単位から 200 テキスト単位に変更
どれもアカウントレベルでの調整ができない項目のため、ありがたいですね。25 から 200 テキスト単位への引き上げは大幅ですね。
各フィルターの内容については、次のブログで取り上げてますので、併せてご覧いただけますと幸いです。
今回のクォータの引き上げは、バージニア北部とオレゴンリージョンで行われています。
These limits are available in US East (N. Virginia) and US West (Oregon) AWS regions.
ApplyGuardrail
ApplyGuardrail API は Amazon Bedrock Guardrails に対して、LL とやり取りする際に期待される入出力データを直接渡しチェックする API です。ApplyGuardrail API を使うことで Amazon Bedrock でサポートしていない LLM にガードレールを設定できます。LLM アプリケーションに限らず、データの保護できる API のためさまざまなユースケースに適用できます。
マネジメントコンソールをみてみる
Service Quotas を確認してみます。
東京リージョン
まずは今回引き上げのなかった、東京リージョンを確認してみます。各クォータは 25 に設定されていますね。
バージニアリージョン
続いてアップデートされた、バージニアリージョンのクォータを確認します。各クォータ値が引き上がっていますね。
まとめ
以上、簡単ではありますが、「Amazon Bedrock Guardrails で ApplyGuardrail API のクォータ引き上げがありました。」でした。徐々にパワーアップしている Amazon Bedrock Guardrails に目が離せませんね!(日本語対応もして欲しい!)
このブログが参考になれば幸いです。
クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)でした!