AWS Client VPN の日本語対応の初心者向け Workshop をやってみた

2023.05.15

はじめに

AWS Client VPN 初心者が、Client VPNを理解するためWorkshop をやってみましたので、ご紹介します。

Client VPNについて理解したい場合は、下記のブログがわかりやすいです。

下記の記事は、Client VPNで作成する証明書について理解できます。

ハンズオンで理解できること

今回のハンズオン内容は、以下の通りです。

  • リモート環境から、AWS Client VPN 接続を使って、VPC内へのリソースへアクセスする方法
  • 認証に相互認証 (証明書ベース)を利用する方法
  • 認証に Active Directory 認証 (ユーザーベース)を利用する方法

認証には、SAML認証もできますが、今回のハンズオンの対象外となります。

作成する構成

このハンズオンで作成する構成は、以下の2つです。

  • パターン1 : 相互認証(証明書ベース)を利用した、シンプルなVPN接続環境
  • パターン2 : Active Directory 認証(ユーザーベース)を利用した、シンプルなVPN接続環境

目次

  • 01 はじめに
    • ハンズオンの対象者と前提条件
    • ハンズオンの目的
    • 利用する AWS サービス
    • 注意事項
  • 02 AWS Client VPN の全体像
  • 03 ハンズオン
    • 共通設定
      • VPCの作成
      • EC2の作成
      • ログの出力先の準備
      • 証明書の作成
    • パターン1 相互認証 (証明書ベース)
      • VPNエンドポイントの作成
      • VPN接続
      • ログの確認
      • まとめ
    • パターン2 Active Directory 認証 (ユーザーベース)
      • Directory Service の作成
      • VPNエンドポイントの作成
      • VPN接続
      • ログの確認
      • まとめ
  • 04 リソースの削除
    • VPN エンドポイントの削除
    • ACMに登録した証明書の削除
    • Directory Service の削除
    • ログの出力先の削除
    • EC2 インスタンスの削除
    • VPC の削除
    • その他のリソースの削除
  • 参考情報
  • AWS Client VPN の料金
  • FAQ-よくある質問
  • 本ハンズオンの管理について

各章の感想やコメント

  • 03-証明書の作成
    • $ ./easyrsa init-pki実行時、Type the word 'yes' to continue, or any other input to abort.と出力されますので、yesと入力します。
  • 03-VPNエンドポイントの作成
    • クライアント VPN エンドポイントの作成は、ステータスがAvailableになるまでに時間がかかりますので、待っている間に、先に進み、接続クライアントツールのインストールなどをしておくとよいです。
    • VPNエンドポイントの作成すると、セキュリティグループは、defaultセキュリティグループが適用されている場合があります。
      • 新たに作成するセキュリティグループを適用したい場合設定としては、インバウンドルールは、なしアウトバウンドルールはすべてのトラフィックを許可する、とするとよいです
  • 03-ログの作成
    • Client VPNのログは、VPC内ではなくクライアント VPN エンドポイントの接続ログということを理解できました
      • そのため、ログをCloudWatch Logsに送信する際、VPCエンドポイントは不要ですね。
  • 03-ハンズオン
    • パターン1のハンズオン終了後、パターン2を行う前に、パターン1で作成したクライアント VPN エンドポイントは削除しておきます
  • 解説の日本語が自然で、操作画面のスクリーンショットも豊富にあるため、ハンズオンの内容がかなりわかりやすかったです!

最後に

今回は、Client VPNのWorkshopを体験しました。

解説も自然な日本語のため、Client VPNを理解しやすく、詰まることもありませんでしたので、おすすめのWorkshopです!

ぜひ試してみてください!

ちなみに、今回のハンズオンではなかった構成のうちClient VPNでインターネットへのアクセスオンプレミスのネットワークへのアクセスなどは、ドキュメントにチュートリアル形式でありました。

こちらも分かりやすかったのでおすすめです。