[アップデート] Amazon Connectの「問い合わせフロー」が削除できるようになっていました!

これは地味に嬉しいアップデート!
2021.12.27

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みなさん、こんにちは!
福岡オフィスの青柳です。

Amazon Connectを使ったことがある方なら「おっ!」っと思うかもしれない嬉しいアップデートです。

これまでAmazon Connectの「問い合わせフロー」は、一度作成すると「削除」できないという制約がありました。

そのため、不要になった問い合わせフローが溜まって「フロー一覧」が見辛くなることを避けるために、フローの名前に「zzz_~」等を付けて区別する、といった運用をする場合もありました。

今回のアップデートで「AWS CLIを使用して」という制約はあるものの、問い合わせフローの削除が行えるようになりました。

Create a new contact flow - Delete contact flows
(日本語のドキュメントページにはまだ記載されていませんので、英語ページを参照してください)

AWSのWhat's newページ等で特にアナウンスされることもなかったために気付いていなかったのですが、Document historyによると2021/11/22にアップデートされていたようです。

先日、問い合わせフローがCloudFormationで作成可能になったアップデートがありましたが、「CloudFormationで作成可能になったということは、少なくともAPIレベルで削除できないといけないよな?」と思ったのが、このアップデートに気付いたきっかけです。

「問い合わせフロー」を削除する方法

前述の通り、現時点ではGUI (Amazon Connectコンソール) 上での削除操作には対応しておらず、AWS CLI (あるいはAPI、SDK) を使用する必要があります。

AWS CLIのコマンドaws connect delete-contact-flowを以下のように実行します。
(確認等は無く即時に削除されてしまうため、使用には十分に注意してください)

$ aws connect delete-contact-flow \
    --instance-id xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx \
    --contact-flow-id yyyyyyyy-yyyy-yyyy-yyyy-yyyyyyyyyyyy

削除対象フローの「インスタンスID」および「フローID」を指定する必要があります。

各IDは、Amazon Connectコンソールのフロー編集画面で確認できます。

フローARN:
arn:aws:connect:<リージョン>:<AWSアカウントID>:instance/<インスタンスID>/contact-flow/<フローID>

もちろん、aws connect list-contact-flowsコマンドを使って確認する等の方法でも構いません。

おわりに

CRUD的な観点から言うと「最初から (削除のAPIを) 用意しておいて欲しかった」という気がしなくもないですが、何にせよ、日々Amazon Connectを使った開発・運用をしている方にとっては嬉しいアップデートなのではないでしょうか。