[Amazon Connect] 問い合わせ属性の確認では、0000は0と一致してしまうので注意が必要です。

[Amazon Connect] 問い合わせ属性の確認では、0000は0と一致してしまうので注意が必要です。

Clock Icon2019.01.12

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1 はじめに

AIソリューション部の平内(SIN)です。

よく分からないタイトルですいません。でも、完全にタイトル通りなので、もし、Amazon Connect(以下、Connect)で問い合わせフローを作成したりする方は、是非、ご一読頂ければと思います。

最初に、結論を書いておくと、Connectのコンタクトフローで使用する「問い合わせ属性を確認する」ブロックにおける比較では、 「0000」と「0」は、「等しい」と判断されます。

2 問題となった事例

今回、この事象に気がついたのは、下記のような状況でした。

次のような、ユーザーの希望時間を4桁で受け取るフローで

「予約をご希望の場合は、時刻を4桁で入力して下さい。」

特定の数字が押された時に、分岐しようと考えました。

「予約をご希望の場合は、時刻を4桁で入力して下さい。
また、予約のキャンセルをされる場合は、0とシャープを押して下さい。」

想定では、「1700」とか「1900」と入力された場合、予約時間として扱い、「0」が入力された時に、別のフローへ分岐する予定でした。

しかし、時刻入力のつもりで「0000」と入力すると、「0」と認識され、想定外の動作となってしまったのです。

このときの、問い合わせ属性を確認するブロックの設定は、ユーザーの入力値と0を比較しているだけです。

3 ログ確認

ログから、この状況を確認できます。

想定通り「0800」と「0」と比較して「一致しない」

想定通り「0」と「0」と比較して「一致」

想定外「0000」と「0」と比較して「一致」

想定外だったのは、0の連続のときだけで、「0で始まっているから」という訳ではありませんでした。

想定通り「0001」と「0」と比較して「一致しない」

4 最後に

上記は、顧客の入力を比較した場合の例ですが、顧客の入力 を一旦、ユーザ定義に保存し、それと比較しても動作は同じでした。

このパターンに嵌まることは、非常に稀なのですが、完全に再現するので、Connectの仕様として捉えたほうが良いのかも知れません。

弊社では、「Amazon Connect」の導入を検討している方を対象とした無料相談会を毎週開催中です。

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