Amazon Data Lifecycle Managerで古い世代のAMIを非推奨に出来るようになりました
いわさです。
少し前にAMIに非推奨有効期限の概念が導入されました。
そして先日のアップデートで、DLM(Amazon Data Lifecycle Manager)でも非推奨期限の設定が出来るようになりました。
従来まで登録解除の自動化は出来ていましたが、その前段で「非推奨」期間を設けることが出来るようになりました。
やってみた
ライフサイクルのスケジュール設定オプションに「AMIの非推奨化」が追加されています。
ここでは、1以上でライフサイクルルールで保持するように設定したAMIの数(時間)より小さいものを設定することが出来ます。
上記設定例では、以下のようになります。
- 1時間に1回AMIを取得する
- AMIは5世代まで保持する
- 5世代のうち、3~5世代前のものは非推奨化する
3時間後
9時、10時、11時のAMIが取得されていますね。
3世代前の9時のAMIが非推奨化されているはずが、されていません。
これはAMI作成直後のキャプチャだったのですが、AMI作成直後すぐに古いAMIの非推奨化がされるわけではなく、少し時間差があるようです。
私の確認環境ではAMIの作成後20~30分後に非推奨時間の設定がされていました。
5時間後
5世代分のAMIが作成され、また新たにAMIが作成されようとしていますね。
そして、9時〜11時の3世代分のAMIを見てみてください。
Deprecation Timeが設定されています。これが非推奨の開始日時です。
冒頭で触れたチバユキさんの記事ではマネジメントコンソール上は表示されていなかったようなのですが、今はDeprecation timeが表示されるようになってます。
その後
最新のAMIが作成された20〜30分後くらいに12時のAMIに非推奨時間が設定されました。
そしてそこから更に10分後くらいでしょうか、9時のAMIが登録解除されました。
さらに10~15分後にスナップショットも削除されました。
まとめ
- DLM (Data Lifecycle Manager)を使って、簡単にAMI非推奨の自動化が出来る。
- ライフサイクルイベントのそれぞれの反映は結構時間差がある。