[アップデート] ライセンス込みの Amazon RDS for Oracle 環境において第8世代インスタンスが選択可能になりました
しばたです。
先週AWSよりアナウンスがありライセンス込み(License Included)のAmazon RDS for Oracleで第8世代のM8、R8シリーズのインスタンスが選択可能になりました。
こちらの更新について待ち望んでいた方も多かったのではないかと思うので簡単に解説していきます。
更新内容
単純に更新内容だけみるとRDS for Oracleで新しい世代のインスタンスタイプがサポートされただけなのですが、ここ数年新世代のインスタンスタイプを使える様になったのはBYOL環境ばかりで、ライセンス込みの環境は2023年に第6世代のR6シリーズだけ一部のリージョンで増えたものの、それ以外は第5世代のインスタンスしかサポートされていませんでした。
AWS What's newからいくつか過去の更新をリストアップするとこんな感じです。
- 2026年4月 BYOLのみ : Amazon RDS for Oracle now supports M8i and R8i instances
- 2025年11月 BYOLのみ : Amazon RDS for Oracle is now available with R7i memory-optimized instances offering up to 64:1 memory-to-vCPU ratio
- 2025年9月 BYOLのみ : Amazon RDS for Oracle introduces bare metal instances with 25% lower pricing compared to equivalent virtualized instances
- 2025年7月 BYOLのみ : Amazon RDS for Oracle now supports R6in and M6in instances
- 2025年7月 BYOLのみ : Amazon RDS for Oracle now supports M7i, R7i and X2idn instances in AWS GovCloud (US) Regions
- 2025年7月 BYOLのみ : Amazon RDS for Oracle now offers Reserved Instances for R7i and M7i instances
- 2025年5月 BYOLのみ : Amazon RDS Custom for Oracle now supports R7i and M7i instances
- 2025年4月 BYOLのみ : Amazon RDS for Oracle now supports M6id and R6id database instances
- 2024年11月 BYOLのみ : Amazon RDS for Oracle now supports M7i and R7i instances types
- 2024年8月 BYOLのみ : Amazon RDS for Oracle supports memory optimized R6i instance types in the AWS GovCloud (US) Regions
- 2024年7月 BYOLのみ : Amazon RDS for Oracle now supports memory optimized R6i instance types
今回の更新でライセンス込み環境に対し最新の第8世代(M8およびR8)が 多くの リージョンで利用可能になり既存インスタンスの更新先として使える様になりました。
具体的な対応リージョンについてはドキュメントに明記されていなかったのですが、料金ページを確認したところ残念ながら全リージョンサポートではない様です。
次のリージョンは一部のみサポートまたは完全非サポートになっていました。
| リージョン | 対応状況 | 特記事項 |
|---|---|---|
| メキシコ | 非サポート | 第7世代インスタンスが最新 |
| AWS GovCloud (US-EAST, US-WEST) | 非サポート | 第5世代インスタンスが最新 |
| 香港 | 非サポート | 第5世代インスタンスが最新 |
| ハイデラバード | 一部サポート | R8のみサポート |
| ジャカルタ | 非サポート | 第5世代インスタンスが最新 |
| メルボルン | 非サポート | 第5世代インスタンスが最新 |
| ニュージーランド | 非サポート | 第7世代インスタンスが最新 |
| 大阪 | 非サポート | 第5世代インスタンスが最新 |
| 台北 | 非サポート | 第7世代インスタンスが最新 |
| タイ | 非サポート | 第7世代インスタンスが最新 |
| ミラノ | 非サポート | 第5世代インスタンスが最新 |
| スペイン | 一部サポート | R8のみサポート |
| ストックホルム | 非サポート | 第5世代インスタンスが最新 |
| チューリッヒ | 非サポート | 第6世代インスタンスが最新 |
| テルアビブ | 非サポート | 第6世代インスタンスが最新 |
| バーレーン | 非サポート | 第6世代インスタンスが最新 |
| UAE | 非サポート | 第6世代インスタンスが最新 |
東京リージョンはサポートされているものの、大阪リージョンが非サポートなのはちょっと悲しいですね。
他リージョンの対応状況がまちまちな理由は不明ですが、RDSの利用状況や物理的なハードウェアの導入数を勘案しての事なのかもしれません。
インスタンスの利用費は調べた限り旧世代の価格と同一でした。
たとえば東京リージョンの場合下表の様に同等スペックであれば利用費が同一になっています。
| インスタンスタイプ | vCPU | メモリ | ネットワーク | Single-AZ 単価 |
|---|---|---|---|---|
| db.m8i.large | 2 | 8 GiB | 最大 12500 MB | 0.514 USD/時 |
| db.m5.large | 2 | 8 GiB | 最大 10 GB | 0.514 USD/時 |
| db.r8i.large | 2 | 16 GiB | 最大 12500 MB | 0.556 USD/時 |
| db.r5.large | 2 | 16 GiB | 最大 10 GB | 0.556 USD/時 |
第8世代はAWS向けに用意された新しいXeon 6プロセッサを使っておりネットワーク帯域幅も増えています。
AWSのアナウンスでは価格性能比が15%増えたとされています。
確認してみた
ここからは軽く動作確認していきます。
私の検証用AWSアカウントの東京リージョンでRDS for Oracleのインスタンスを作成してみます。
RDSのマネジメントコンソールからOracleインスタンスの新規作成を開始し、

エディションとライセンスをStandard Edition 2のLicense Includedにします。
今回はマルチテナントアーキテクチャにしてますが非マルチテナントアーキテクチャでも結果は変わりません。

この状態でインスタンスクラスの設定欄を参照すると、期待通りM8およびR8シリーズが選べる様になっています。

db.m8i.large ~ db.m8i.4xlargeが選択可能に

db.r8i.large ~ db.r8i.4xlargeが選択可能に
今回サンプルとしてdb.m8i.largeを選んでインスタンスの作成までしてみました。

いい感じですね。
補足 : 大阪リージョンの場合
残念ながら大阪リージョンはサポート外なのでインスタンスタイプの一覧にM8およびR8シリーズはリストアップされません。

大阪リージョンではM5シリーズしか選べない

大阪リージョンではR5シリーズしか選べない
最後に
簡単ですが以上となります。
これまで東京リージョンでライセンス込みのRDS for Oracleをお使いの方にとっては「やっと更新先が登場した」という気持ちでいっぱいでしょう。
最新CPUを使うことによる性能面とコストメリットもあるので既存の利用者は積極的に切り替えていくと良いと思います。






