[アップデート] アップロードしたファイルを再利用できるようになりました
こんにちは!AWS 事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。
Amazon Q for Business でアップロードしたファイルを別の会話でも再利用できるようになりました。
同じファイルをもとに別の会話したい時、再アップロード不要なの地味に嬉しいですね。
機能紹介
今回のアップデートは Amazon Q Business の Web experience 機能内のアップデートです。
チャットボットにアップロードしたファイルを別の会話でも再利用できるようになりました。
アップロードしたファイルは 30 日間保管されます。(会話履歴と同じ保管期間ですね)
Documents uploaded through the chat interface are stored in conversation history for 30 days, and then deleted.
やってみる
それでは、ファイルの再利用機能を試してみます。この機能はファイルアップロードをソースとした応答のため、データソースは必要としません。ただし、 Amazon Q Business Pro Plan サブスクリプションが必要な機能になりますのでライセンス面に注意です。
アプリケーションの作成、ユーザーへのライセンス適用した後に Web experience に向かい、Upload をクリックします。
今回は AWS の Choosing a generative AI service
をアップロードしてみました。
Amazon Q Business は現在英語のみサポートしているため、英語で質問してみました。
I want to create a RAG (Retrieval-Augmented Generation) system with reduced operational load. Which services should I consider first?
回答返ってきていますね。一番は自分ではなく Amazon Bedrock Knowledge bases だとのことです。(謙遜しているのでしょうか)
ここからが本題です。
新しい会話に移り再び Upload をクリックすると、 Add from recent file が出てきました。
最近アップロードしたファイルの中に、先ほどアップロードしたファイルが出てますね。
別の質問をしてみました。
I want to try out the RAG (Retrieval-Augmented Generation) mechanism as quickly as possible with minimal configuration settings. Which services should I consider first?
やはり Amazon Bedrock Knowledge bases 推しですね。
ファイルを消したい
アップロードしたファイルを再利用できるのは便利ですが、ファイルを消したい(表示させたくない)時もあると思います。
そんな時は、対象のファイルを利用していた会話を削除すれば、ファイルが表示されなくなりました。
まとめ
以上、「Amazon Q for Business でアップロードしたファイルを別の会話で再利用できるようになりました。」でした。
小ネタ感が少しありますが、「あると確かに便利だな」と思いました。
このブログがどなたかの参考になれば幸いです。
AWS 事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)でした!