[アップデート] Amazon Q Developer in chat applications とコンソールチャットがデータに関する質問に回答できるようになりました
いわさです。
Amazon Q Developer にはチャットアプリケーションおよびマネジメントコンソール上で対話する機能があります。
こちらが今朝のアップデートでリソースデータにアクセスできるようになりました。
これはどういうことかというと、Amazon Q Developer のチャットアプリケーションなどから、これまではリソースのデータオブジェクトまではアクセスすることが出来ませんでした。
S3 バケット内のオブジェクトや DynamoDB テーブルのアイテムなど、データプレーンで操作できるリソースなどが該当します。
これまではドキュメント上、次のように明確に操作できない旨が記述されていました。
Chatting about your resources with Amazon Q Developer - Amazon Q Developer より
Amazon Q Developer のコンソールチャットとチャットアプリケーション機能は、本日時点でまだ日本語がサポートされておらず、Amazon Q Developer CLI/IDE と比べるとまだあまり使われていないかもしれません。
私も運用環境でこちらを使っていなかったのでデータプレーン操作ができないのは知りませんでしたが、今回確認してみたのでその様子を紹介したいと思います。
S3 バケットのオブジェクト内容を聞いてみる
適当な S3 バケットに CSV ファイルが入っていたので、この内容を確認させてみます。
今回は事前に Amazon Q Developer in chat applications を Slack 統合している環境があったのでそちらを使ってみます。
対象バケットに含まれる CSV ファイルの内容を教えてほしいと依頼しました。リージョンの明示的な指定が必要でした。
しばらく待つと、まず ListObjectsV2 API が実行されていることが確認できます。オブジェクトの一覧が表示されましたね。
これは冒頭のドキュメント上では「回答できない」とされていた内容です。できるようになってますね。
そしてさらに、CSV ファイルを発見したようで、GetObject API を実行しています。
そして実際に CSV ファイルの中身にアクセスしてその内容を答えてくれました。どうやら私の検証用 AWS アカウントの 2025年7月の料金データが含まれていたようです。
しっかり中身を見てサマリを表示してくれています。これはなかなか良いですね。
DynamoDB のアイテムについて聞いてみる
続いて DynamoDB のアイテムも調べてみましょう。
適当な検証用テーブルを指定し、どんなアイテムがあるのかを聞いてみます。
Scan API が実行され、アイテムのフィールドまで確認してくれることが確認出来ました。
Amplify か何かで作ったテスト用のテーブルアイテムです。
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また、コンソールチャットでも同じような挙動をしてくれます。こちらも試してみましょう。
Scan API を実行していますね。
そして同じようにアイテムの詳細情報を表示してくれました。
さいごに
本日は Amazon Q Developer in chat applications とコンソールチャットでデータに関する質問に回答できるようになったので試してみました。
Amazon Q Developer を使って環境の調査をしている時など、Amazon Q チャットのみで調べれるリソースが増えたので手間が減りそうですね。
早く日本語がサポートされてほしいところです。