Amazon RDS スナップショットのフルスナップショットサイズがマネジメントコンソール側も対応していたので確認してみた

Amazon RDS スナップショットのフルスナップショットサイズがマネジメントコンソール側も対応していたので確認してみた

まぁ、コンソールで確認しただけ...ではある!
2026.10.16

いわさです。

以前、Amazon RDS の DB スナップショットで FullSnapshotSizeInBytes が API から取得できるようになったアップデートを紹介しました。

https://dev.classmethod.jp/articles/rds-api-fullsnapshotsizeInbytes/

API のアップデートを検知して速攻で書いたせいか、執筆時点ではまだ API/CLI のみでマネジメントコンソールにはまだ反映されていなかったのですが、その後のアップデートアナウンス後からコンソールからも確認できるようになっていることに気が付きました。

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/09/amazon-rds-full-snapshot-size-available/

今回こちらを確認する機会があったので、ついでにどんな見え方をするのか、どこで確認したらいいかとか紹介します。
また、フルスナップショットサイズの考え方ってなんだっけと忘れてしまったので、復習のためにちょっと整理した情報もメモっておきます。まぁそちらは自分向けに整理した当たり前の情報なので、見なくてもいいです。

マネジメントコンソールでの確認結果

RDS コンソールのスナップショット一覧を開きます。
列の設定を開くと、当時のアップデート確認時にはなかった「フルスナップショットサイズ」の列が一番下に追加されています。

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この列を有効にすると、スナップショット一覧にフルスナップショットサイズが表示されました。これか。

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また、スナップショットの詳細画面を見てみると、こちらにも「フルスナップショットサイズ」の項目が追加されています。

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こちらは MiB 単位の表示に加えて、ホバーするとバイト単位の値も確認できます。
API で返ってくる FullSnapshotSizeInBytes の値と同じものでした。

フルスナップショットサイズと料金の関係をおさらいする

で、フルスナップショットサイズがコンソールから見えるようになったのですが、これをどう使うのか説明に困ったので情報を整理しておきます。
特にコストの観点でこの値がどう関係するのかを気にしてます。私がね。

RDS スナップショットの料金は、DB インスタンスに割り当てたストレージ容量ではなく、実際に入っているデータ量つまり今回のフルスナップショットサイズで決まります。
公式ドキュメントにもこう書かれています。

The first snapshot of a DB instance contains the data for the full database. Subsequent snapshots of the same database are incremental, which means that only the data that has changed after your most recent snapshot is saved.

https://docs.aws.amazon.com/AmazonRDS/latest/UserGuide/USER_WorkingWithAutomatedBackups.html

また、ここは確認がむずいのですが、普通の EBS と同じで初回が 1 件目がフルスナップショットサイズで、2 件目以降は増分サイズだけ料金が発生する仕組みです。
このうち「最初のフルサイズ」が、今回コンソールで見られるようになったフルスナップショットサイズにあたります。

ちなみに DB インスタンス本体のストレージ料金はスナップショットとは逆で、割り当てた容量で課金されます。

Storage (per GB per month) – Storage capacity you have provisioned to your DB instance.

https://aws.amazon.com/rds/faqs/

同じ DB でも、ストレージ料金とスナップショット料金で課金の基準が違ってごっちゃになるので注意しましょう。

料金項目 課金の基準 割り当て 200 GB・実データ 4.65 GB の場合
インスタンスのストレージ 割り当てた容量 200 GB 分で課金
スナップショット 実データ量(フル+増分) 約 4.65 GB が計算の対象

で、さらにややこしいのがこの RDS のバックアップには無料枠があります。公式 FAQ から抜粋した内容が以下。

Free backup storage is provided up to your account's total provisioned database storage across the entire region. (中略) You will only be charged for backup storage that exceeds this amount.

https://aws.amazon.com/rds/faqs/

要はリージョンごとに、稼働中の DB インスタンスに割り当てたストレージ容量の合計までは、バックアップを無料で保存できます。
そこを超えた分だけが課金されるので、先ほどの例だと 200 GB まではバックアップが無料ということです。単価は東京リージョンで 1 GB-月あたり 0.095 USD です。(本日時点)
「稼働中の DB インスタンス」という点に注意しましょう。
DB インスタンスを消してスナップショットだけ残している場合、無料枠はゼロで、スナップショットの実データ量が丸ごと課金対象になります!

ちなみに「バックアップ世代数や、1世代あたりの増分量が多い場合とかだと、スナップショットの無料枠を増やすために、DB インスタンスのストレージを多めに割り当てておくとお得なのでは?」とかちょっと思って計算してみたのですが、結論から言うとこれは得はしないです。

よく使うストレージ gp3 とバックアップの単価はそれぞれ東京リージョンだと次のようになっていて、ストレージのほうが若干高いためです。

項目 単価(東京・本日時点)
gp3 ストレージ(割り当て) 0.138 USD/GB-月
バックアップ(無料枠超過分) 0.095 USD/GB-月

ストレージを増やすべきなのは、あくまで実データが割り当てに収まらなくなったときって感じですかね。
バックアップ代が気になる場合は、割り当てを増やすのではなく、保持世代を短くしたり不要なスナップショットを消すほうが筋が良さそう。

さいごに

本日は Amazon RDS スナップショットのフルスナップショットサイズがコンソールでも確認できるようになったアップデートを確認してみました。
全体コストに対して支配的なスナップショットを特定したり、あるいは無料枠を食いつぶしているものを特定するのに使えそうです。

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