Amazon Redshiftでスナップショットからのリストア時にパラメータグループ・セキュリティグループを指定出来るようになった

Amazon Redshiftでスナップショットからのリストア時にパラメータグループ・セキュリティグループを指定出来るようになった

Clock Icon2014.05.13

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小ネタ&リリースし立ての機能確認エントリです。

本日2014/05/13付のリリースノートにて、上記機能の更新がアナウンスされました。

Amazon Redshiftに於いて、スナップショットからのリストア時にパラメータグループとセキュリティグループの指定が行えるようになった、というものです。

これまでのAmazon Redshiftに於けるスナップショットからのリストア操作

これまでのAmazon Redshift環境に於いては、スナップショットが取得された状態から、そのスナップショットを用いてクラスタをリストアさせる際に以下の順序で手順を行っていました。状況によっては手順3.の操作が追加で必要となり、これが何気に厄介なポイントだったのです。起動したけどアクセス出来ないな〜→実はこのパラメータ設定が漏れていた、というようなうっかりポイントだったりしますw

  • 1.リストアに用いるスナップショットを指定、リストア操作を実行
  • 2.リストア完了(しかしこの状態ではセキュリティグループやパラメータグループが環境下に於けるデフォルト指定のものになってしまっている)
  • 3.セキュリティグループやパラメータグループを個別に作成・指定している場合、このタイミングで所定パラメータへの変更→保存→クラスタ再起動の操作が必要となる

これからのAmazon Redshiftに於けるスナップショットからのリストア操作

では早速試してみましょう。先ずは任意のパラメータグループを作成しておきます。

redshift-restore-01

そしてRedshiftクラスタ作成。先程作成したパラメータグループを指定、

redshift-restore-02

更にはセキュリティグループも、任意に作成したものをここで指定し、クラスタを起動させます。

redshift-restore-03

クラスタ起動。指定のパラメータで動いています。

redshift-restore-04

起動したクラスタのスナップショットを取得。

redshift-restore-05

取得出来ました。これまでこの後はパラメータグループなどの指定は行えず、そのままクラスタが起動していたのですが...

redshift-restore-07

今度からはこのタイミングで、起動時と同様に各種パラメータが指定出来るようになっていました!

redshift-restore-08

まとめ

以上、Amazon Redshiftのリストア機能更新に関するスピードレビューでした。

ちなみに、同様の操作を行うAWS CLIでのコマンドについては、この機能はまだ反映されていないようでした。近いうちにこちらにも反映される事を期待したいと思います。

$ sudo pip install --upgrade awscli
$ aws --version
aws-cli/1.3.10 Python/2.7.2 Darwin/12.4.0
$ aws redshift restore-from-cluster-snapshot help
NAME
       restore-from-cluster-snapshot -

DESCRIPTION
       Creates  a  new  cluster  from  a snapshot. Amazon Redshift creates the
       resulting cluster with the same configuration as the  original  cluster
       from  which  the  snapshot  was created, except that the new cluster is
       created with the default cluster security and  parameter  group.  After
       Amazon Redshift creates the cluster you can use the  modify-cluster API
       to associate a different security group and different  parameter  group
       with the restored cluster.

       If  a snapshot is taken of a cluster in VPC, you can restore it only in
       VPC. In this case, you must provide a cluster subnet  group  where  you
       want  the  cluster  restored. If snapshot is taken of a cluster outside
       VPC, then you can restore it only outside VPC.

       For more information about working with snapshots, go  to  Amazon  Red-
       shift Snapshots in the Amazon Redshift Management Guide .

SYNOPSIS
            restore-from-cluster-snapshot
          --cluster-identifier <value>
          --snapshot-identifier <value>
          [--snapshot-cluster-identifier <value>]
          [--port <value>]
          [--availability-zone <value>]
          [--allow-version-upgrade | --no-allow-version-upgrade]
          [--cluster-subnet-group-name <value>]
          [--publicly-accessible | --no-publicly-accessible]
          [--owner-account <value>]
          [--hsm-client-certificate-identifier <value>]
          [--hsm-configuration-identifier <value>]
          [--elastic-ip <value>]

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