[速報] Amazon Redshift で高可用性である Multi-AZ 構成が発表されました!(プレビュー) #reinvent
ウィスキー、シガー、パイプをこよなく愛する大栗です。ラスベガスで AWS re:Invent 2022 に参加しています。
先程 Amazon Redshift の Multi-AZ 構成が発表されたためレポートします。
Amazon Redshift now supports Multi-AZ (Preview) for RA3 clusters
Amazon Redshift Multi-AZ
今までミッションクリティカルなワークロードでトランザクションデータベースを使用する場合は、RDS を Multi-AZ 構成で使用していたと思います。しかし、分析ワークロードでは Redshift を使用しますが一つの AZ で配置していました。そのため耐障害性が不足していました。現在分析ワークロードはミッションクリティカルであることが増えています。ミッションクリティカルなワークロードに対応するため Redshift で Multi-AZ 構成がサポートされました!
Multi-AZ 構成では AZ 障害などが発生した場合に、異なる AZ へフェイルオーバーして可用性を確保する機能です。Multi-AZ は RA3 クラスタのみでサポートされます。
リージョン
以下のリージョンでプレビューを利用できます。プレビューは主に評価とテストを目的として提供されており、運用システムや運用データでは使用しないで下さい。
- 米国東部 (バージニア北部)
- 米国東部 (オハイオ)
- 米国西部 (オレゴン)
- アジアパシフィック (東京)
- ヨーロッパ(アイルランド)
- ヨーロッパ(ストックホルム)
さいごに
現在重要となっている分析ワークロードはミッションクリティカルとなっているため、Redshift の Multi-AZ 対応は非常に強力なアップデートです。コストパフォーマンスによりますが、ぜひ利用したい機能です。事前にフェイルオーバー時にアプリケーションが問題ないかなどを検証しておき、GA 時にはすぐ利用できるように準備しておきましょう