[アップデート] Amazon S3 Tables が S3 コンソール経由でAmazon Athena を使用して テーブルを作成できるようになりました

[アップデート] Amazon S3 Tables が S3 コンソール経由でAmazon Athena を使用して テーブルを作成できるようになりました

Clock Icon2025.03.17

AWS事業本部コンサルティング部の石川です。Amazon S3 Tablesは、Amazon S3コンソール経由して、Amazon Athenaを利用して簡単にテーブルの作成が実行できるようになりました。このブログでは、実際にこの機能を試してみます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/03/amazon-s3-tables-create-query-table-s3-console/

S3 Tablesのテーブルの作成する機能

この機能は、S3 コンソール上でテーブルを作成できるのではなく、S3 コンソール上からAmazon Athena のクエリエディタを呼び出し、SQLを実行することでテーブルが作成されます。

なお、Amazon Athena のSQLを実行することでテーブルが作成できる機能は、Amazon S3 Tables の Amazon SageMaker Lakehouse との統合の機能となります。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-s3-tables-amazon-sagemaker-lakehouse-ga/

S3 Tablesのテーブルの作成を試す

S3コンソールからS3 Tablesのテーブルの作成方法は2つあります。

  1. 新しい名前空間とS3 Tablesのテーブルの作成する方法
  2. 既存の名前空間にS3 Tablesのテーブルを作成する方法

今回は、新しい名前空間とS3 Tablesのテーブルの作成する方法について解説します。

前提知識: Amazon S3 Tables の階層

前提知識として、Amazon S3 Tables の階層について解説します。Amazon S3 Tables は、Table Bucket、Namespace、Tableの順に階層構造になっています。

table_bukets
  └── namespace
      └── table

検証前の初期状態は、以下の状態になります。

  • cm-sample テーブルバケット
  • cm_ssb 名前空間
  • lineorder_s3tables テーブル
cm-sample
  └── cm_ssb
      └── lineorder_s3tables

新しい名前空間とS3 Tablesのテーブルの作成する方法

新しい名前空間とS3 Tablesのテーブルの作成する方法について解説します。つまり、下記の初期状態から

cm-sample
  └── cm_ssb
      └── lineorder_s3tables

下記の新しい名前空間(cm_ssb_new)とS3 Tablesのテーブル(daily_sales)を追加します。

cm-sample
  ├── cm_ssb
  │   └── lineorder_s3tables
  └── cm_ssb_new
      └── daily_sales

cm-sample テーブルバケットの画面で、[Athena でテーブルを作成]ボタンを押します。

amazon-s3-tables-create-table-s3-console-1

すると、以下のダイアログが表示されます。「名前空間を作成」(デフォルト)の状態で、名前空間名を指定して、[名前空間を作成] ボタンを押します。

amazon-s3-tables-create-table-s3-console-2

以下のダイアログが表示されます。名前空間の作成が成功したので、[Athena でテーブルを作成] ボタンを押します。

amazon-s3-tables-create-table-s3-console-3

S3コンソールから Amazon Athena の クエリエディタの仮面に遷移して、クエリエディタにテーブル作成と初期データ投入用のサンプルSQLが表示されます。必要に応じて変更してクエリを実行します。

amazon-s3-tables-create-table-s3-console-4

テーブル作成用のクエリを実行すると、テーブルが追加されたことが確認できます。

amazon-s3-tables-create-table-s3-console-5

最後に

Amazon S3 Tables の S3 コンソールを利用して、 Amazon Athena 経由でテーブルを作成することが可能になりました。実際に、新しい名前空間を作成し、その中にテーブルを追加する方法を解説しました。Amazon Athena のクエリエディタを通じて SQL を実行することで、テーブルが簡単に作成され、データの管理が効率化されます。この機能は、Amazon SageMaker Lakehouse との統合にも対応しており、データ分析や機械学習のワークフローをさらに強化できます。

今回は、Amazon Athena のクエリエディタを通じて SQL を実行することで、テーブルが簡単に作成できることを紹介しましたが、その他に名前空間やテーブルの削除、テーブルDDLを生成が可能になりました。下記のグログもご覧ください。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-s3-tables-amazon-sagemaker-lakehouse-ga/

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