リモートワークの増加で需要が高まるAmazon WorkSpacesをゼロからざっくり理解する

リモートワークの増加で需要が高まるAmazon WorkSpacesをゼロからざっくり理解する

Clock Icon2020.02.28

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クラウド上で仮想デスクトップ環境を提供するAmazon WorkSpaces。 在宅勤務・リモートワークの必要性が高まる中、企業のリモート環境の選択肢のひとつとして挙げられると思いますが、私自身まだ触ったことがなかったのでこの機会に勉強して少し触ってみました。

目次

Amazon WorkSpacesとは

概要

  • クラウドで仮想デスクトップ環境を提供するAWSのフルマネージドサービス
  • 従量課金制
  • Linux/Windows が使用可能
  • WindowsやOfficeのライセンスの持ち込みも可能

デスクトップ仮想化(VDI)の特徴・メリット

  • ユーザーが使うPCをデータセンターやクラウドなど集約された環境で提供する
  • リモートでフレキシブルに企業内のシステムにアクセス可能
  • 端末にデータを保存しないので漏洩のリスクを減らすことができる
  • 個人所有のPCで業務環境を提供できるためコスト削減が可能
  • PCを集約して管理できるためコスト面、セキュリティ面でのメリットが大きい

Amazon WorkSpacesを使うと何が嬉しいのか

  • 初期投資不要で1台からすぐに始められる
  • 事前のサイジング不要でスケールも容易
  • 複数のリージョンでサービス提供されているため、グローバル展開しやすい
  • ADとの認証連携やCloudWatchでの監視など、他のAWSサービスとの連携が可能

料金体系

月額課金と時間課金の2種類が用意されています。 月額課金は主に長時間使用される方向けで、時間課金は短時間の使用に限られる方向けです。 同じAWSアカウント内で月額課金のユーザーと時間課金のユーザーを併用することができます。 また、メモリやストレージの容量によっても課金される料金が異なります。

また、WorkSpacesの使用にはADが必須なので、ADのない環境で使用を始める場合は別途ADの費用が必要になります。

詳しい料金体系はこちらをご参照ください。 Amazon WorkSpaces の料金

実際に触ってみた

公式のチュートリアルが提供されているので、実際に触ってみました。 Amazon WorkSpaces 高速セットアップを開始する

マネジメントコンソールからAmazon WorkSpacesの画面に移動し、「今すぐ始める」をクリック

高速セットアップの「起動」をクリックします。

バンドルから利用用途に合ったものを選択します。 今回は無料利用枠のうち、Windows10の環境を選択しました。 画面下部でユーザー名、姓名、メールアドレスを入力して「WorkSpacesの起動」をクリックします。

起動中の画面になるので、「WorkSpacesコンソールを表示します」をクリックします。

使用可能になると、登録したメールアドレスにメールがくるので、一旦待機します。

起動から20分程度でメールが来ました。 内容の通りに作業を進めます。 まず、1.のリンクをクリックします。

任意のパスワードを入力し、「ユーザーの更新」をクリックします。 ※パスワードは8〜64 文字の長さで小文字 (a 〜 z)、大文字 (A 〜 Z)、数字 (0 〜 9) の 3 つのカテゴリの少なくとも 1 つの文字と、記号~!@#$%^&*_-+=`|(){}[]:;"'<>,.?/を含める必要があります。

下記の画面から対象の端末の「Download」をクリックします。

ダウンロードされたら、ファイルをクリックします。

インストーラーが起動するので、「続ける」をクリックします。

「インストール」をクリックします。

インストールが完了したら「閉じる」をクリックします。

アプリケーションフォルダにWorkSpacesが保存されているので、ダブルクリックで起動します。

アプリケーションの起動時に、メールに記載されている登録コードの入力と、登録済のユーザー名・パスワードの入力を求められるので、入力して起動します。

起動できた・・・!Macから普通にWindowsを起動(仮想ですが)できてなんか感動しました。

なんとなくTwitterを開いてみました。インターネット接続も普通にできました。

マネジメントコンソールからリソースを削除してチュートリアルは終了です。

最後に

リモートワークが増加する中、WorkSpacesを導入する企業も増えるのではないでしょうか。 この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。

以上、大阪オフィスのYui(@MayForBlue)でしたっ(`・ω・´)

さらに詳しく知りたい方におすすめの参考リンク

AWS再入門ブログリレー Amazon WorkSpaces 編

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公式ドキュメント

Amazon WorkSpaces

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