[アップデート] AMI の登録解除時に関連付けられたスナップショットを削除できるようになりました
いわさです。
Amazon EC2 のバックアップ取得のために Amazon Machine Image (AMI) を作成することがあると思います。
この AMI はストレージ部分は EBS スナップショットを使うため、AMI を取得すると AMI と関連づいた EBS スナップショットも作成されます。
これまで、AMI を削除(登録解除)してもその関連づいたスナップショットを一緒に削除することが出来なかったため、AMI 削除後にスナップショットが残り続けていつの間にかコストが発生し続けていることなどがありました。
あるいはスナップショットを削除する際には AMI 削除後に、EBS スナップショットコンソールから削除する必要があり、関連づいたスナップショットも削除したい場合には二度手間でした。
先日のアップデートで、なんと AMI 削除時に関連づいたスナップショットも削除できるようなりました。
どんな挙動になったのか実際に確認してみたので紹介します。
ちなみにアップデート前は次のように、AMI 登録解除時に警告が表示されていました。
2025.06.06 追記
アップデートアナウンスも出ました。
試してみた
では適当な AMI の登録解除を行ってみましょう。
以前までと異なり、関連付けられたスナップショットに関する警告が表示されていません。
そして「関連付けられたスナップショットの削除」というチェックボックスが追加されています。
仕様として、デフォルトはチェックボックスが選択されていないのでスナップショットを一緒に消したい場合はチェックをすることを忘れないようにしましょう。
チェックを入れて AMI の登録解除を行うと、関連づいたスナップショットも一緒に削除されていることが確認できました。
この自動削除されたスナップショットですが、ごみ箱の保持ルールを有効化している場合はそちらで保持されます。手動削除した場合と同じです。なのでご削除にも備えることが出来て良いですね。
ちなみに AWS API / AWS CLI など削除の自動化を行っている場合はderegister-image
のdelete-associated-snapshots
オプションを使います。こちらも省略時のデフォルトは「関連づいたスナップショットが削除されない」なので明示的に指定が必要です。
さいごに
本日は AMI の登録解除時に関連付けられたスナップショットを削除できるようになったので、指定方法などを確認してみました。
いまさら!?という気もしますが地味に嬉しいアップデートです。
数日前に API は更新されていたのですが、ようやくマネジメントコンソール上でも使えるようになりました。