【2026/04/06〜04/12】先週のAnthropic & Claudeまとめ

【2026/04/06〜04/12】先週のAnthropic & Claudeまとめ

2026.04.13

こんにちは、けーま です。

AnthropicおよびClaude関連の最新情報をまとめました。先週(2026/04/06〜04/12)に確認できたAnthropicのニュース(提携・発表・リリース等)、Claude Desktop・Claude Codeのアップデート情報を抜粋してお届けします。

この記事で分かること

  • 今週のAnthropicに関するニュース(提携・発表・新モデルリリース等)
  • Claude Desktopの主要アップデート概要
  • Claude Codeの主要アップデート概要
  • 注目トピック・変更点の詳細
  • 開発者として押さえておきたいポイント

今週の主要トピック一覧

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カテゴリ 内容
Anthropicニュース Project Glasswing — 未公開フロンティアモデル Claude Mythos Preview を使い重要インフラの脆弱性を自動発見する官民連携プロジェクトを発表
Claude Platform Managed Agents — 長時間エージェントをクラウドで安定稼働させる管理基盤が登場。応答速度が大幅に向上
Claude Platform Advisor Tool (beta) — 安価なモデルをメインに動かしつつ、必要なときだけ高性能モデルに判断を任せるアーキテクチャ
Claude Enterprise Claude Cowork GA — 全有料プランで提供開始。権限管理・予算上限・監査ログなどエンタープライズ向け管理機能が揃う
Claude 機能 Claude for Word — Microsoft Word 内で直接 Claude を使って文書の編集・レビューが可能に
Claude Code Ultraplan — CLI でプランを作成し、ブラウザで確認・修正してからクラウドまたはローカルで実行
Claude Code /team-onboarding — チームの使用履歴を分析してオンボーディングガイドを自動作成
Claude Code Monitor ツール — ファイル変更やログエラーをバックグラウンドで監視し、発生した瞬間に通知
Claude Code /autofix-pr — PR へのレビューコメントや CI 失敗を受け取り、自動で修正・プッシュ
Claude Code /loop — 処理を繰り返し実行。間隔を省略すると Claude が状況に応じて待機時間を自動調整
Claude Code /effort — デフォルトの思考量が medium から high に引き上げ

注目トピック1: Project Glasswing — 未公開モデル Claude Mythos Preview で重要インフラの脆弱性を自動発見する官民連携

概要

Anthropic が Project Glasswing を発表しました。AWS・Apple・Broadcom・Cisco・CrowdStrike・Google・JPMorganChase・Linux Foundation・Microsoft・NVIDIA・Palo Alto Networks と連携し、未公開フロンティアモデル Claude Mythos Preview を活用して世界の重要ソフトウェアの脆弱性を自律的に発見・修正する官民連携イニシアチブです。

詳細

2026/3/26 頃、Anthropic の内部文書の誤流出により Claude Mythos の存在とベンチマークが外部に公開されました。Opus 4.6 を大幅に上回るスコアが明らかになり世界中で話題になっていたところ、2026/04/07 に Claude Mythos Preview として正式発表されました。

性能が非常に高い一方、一般公開するとサイバー攻撃等への悪用リスクがあることから、防御目的の限定パートナーと 40 以上の重要インフラ組織のみがアクセスできる形になっています。AI が脆弱性を発見・悪用する能力で人間を超えた今、守る側が先に AI を使って重要ソフトウェアを強化しようという、将来を見越して立ち上げられたプロジェクトです。

Anthropic が公表しているベンチマークは次のとおりです。

ベンチマーク Mythos Preview Opus 4.6
SWE-bench Pro 77.8% 53.4%
Terminal-Bench 2.0 82.0% 65.4%
SWE-bench Multimodal (internal implementation) 59.0% 27.1%
SWE-bench Multilingual 87.3% 77.8%
SWE-bench Verified 93.9% 80.8%
GPQA Diamond 94.6% 91.3%
Humanity's Last Exam (ツールなし) 56.8% 40.0%
Humanity's Last Exam (ツールあり) 64.7% 53.1%
BrowseComp 86.9% 83.7%
OSWorld-Verified 79.6% 72.7%

注目トピック2: Managed Agents — Brain/分離でエージェント基盤を刷新

概要

Claude Managed Agents が発表されました。自律的に動く AI エージェントのインフラ部分(制御ループ・セッション管理・実行環境)を Anthropic がクラウド上で一括管理してくれるサービスです。開発者は「どんなエージェントを作るか」の設計だけに集中できます。

詳細

Managed Agentsのアーキテクチャ概念図

従来の Messages API は「Claude に直接プロンプトを送る」だけの仕組みでした。エージェントを長時間動かすためのループ処理・エラー対応・状態管理はすべて開発者が自前で作る必要がありました。Managed Agents はその部分をまるごと Anthropic が引き受けます。

仕組みは4つのパーツで成り立っています。Agent は「どのモデルを使うか・どんな指示を与えるか・どのツールを使えるか」という設計図で、開発者が定義します。Environment はコードを実行するクラウドコンテナの設定(Python や Node.js などのパッケージ、ネットワークアクセスの制限など)で、これも開発者が定義します。Session は実際に動いている1回の作業インスタンスで、Anthropic 側が状態を長時間保持・管理します。Events はユーザーの指示・Claude の応答・ツールの実行結果など、やり取りの全履歴で自動保存されます。

ハーネス障害からの回復アーキテクチャ

重要なのは「記憶・制御・実行」の3つが完全に分離している点です。実行コンテナ(Sandbox)が落ちてもセッションの履歴(Session)は消えず、新しいコンテナで即座に再開できます。開発者がやることは Agent と Environment の定義だけで、制御ループやエラー回復は Anthropic が自動で処理します。この設計により応答速度も大幅に向上し、p50 で約 60%、p95 で 90% 超の短縮を達成しています。

注目トピック3: Advisor Tool (beta) — Sonnet/Haiku が必要時だけ Opus に相談する

概要

Anthropic は Advisor Tool を発表しました。Sonnet や Haiku を Executor として実行し、難しい判断が必要なときに Opus を Advisor として呼び出す設計により、Opus 級の精度・速度・コストを最適化できる機能です。

詳細

Advisor Strategy のアーキテクチャ

Executor(Sonnet) はメインループで毎ターン実行され、共有コンテキストを読み書きします。Advisor(Opus) はオンデマンドで、Executorが必要と判断したときのみ Tool call で呼び出されます。AdvisorはExecutorと同じ共有コンテキストをそのまま参照するため、改めて状況説明が不要です。計画・アドバイスのみを返して処理をExecutorに戻します。

パフォーマンス検証の結果、コストを抑えながら精度が向上することが確認されました。

組み合わせ ベンチマーク スコア変化 コスト変化
Sonnet + Opus Advisor SWE-bench Multilingual Sonnet 単独比 +2.7pp 向上 タスクあたり -11.9%
Haiku + Opus Advisor BrowseComp 19.7% → 41.2%2倍超 Sonnet 単独比 -85%
  • Advisor(Opus)は Executor が判断に迷ったときのみ呼ばれ、通常 400〜700 トークンの短い計画を返す。ツール呼び出しやユーザー向け出力は行わない設計のため、コスト増が最小限に抑えられる
  • Haiku + Opus Advisor は Sonnet 単独よりスコアは 29% 低いものの、Sonnet 単独比コストは 85% 安い。精度と費用のトレードオフを用途に合わせて柔軟に選べる

実際に試してみた

実際に Claude Code で Advisor Tool を試してみました。
Claude_Code_advisor_コマンド設定
/advisor コマンドで Advisor を Opus 4.6 に設定後、/model で Haiku 4.5 に切り替えて再度 /advisor を設定しようとしたところ、「現在のメインモデル(Haiku 4.5)は Advisor をサポートしていない。サポートされているモデルに切り替えると有効化される」 というメッセージが表示されました。Haiku では Advisor が使えないことが確認できました。

その後、/model でデフォルトの Sonnet 4.6 に戻し、改めて /advisor で Opus 4.6 を設定。「日本が10年後どうなるか、適宜 Advisor に意見を求めながら推測して」と指示したところ、会話の途中で Advising using Opus 4.6 が自動的に動作し、Opus 4.6 からのフィードバックを踏まえた回答が生成されました。

Executor(Sonnet)が必要と判断したタイミングで Advisor(Opus)を呼び出す動作が、1 リクエストの中で自然に機能することを確認できました。

注目トピック4: Claude Cowork エンタープライズ対応強化 — 全社展開に必要な管理機能が揃う

概要

2026/4/9に Claude Cowork が全有料プランで GA となり、組織全体への展開を見据えたエンタープライズ管理機能が大幅に追加されました。

詳細

追加された管理機能:

  • ロールベースアクセス制御:グループ単位でどの Claude 機能を使えるかを設定
  • グループ予算上限:チームごとの支出上限をコンソールから設定
  • 利用状況分析:管理ダッシュボードで Cowork セッション数・アクティブユーザーを可視化。Analytics API でユーザー別 Cowork アクティビティ・スキル/コネクタ呼び出し・DAU/WAU/MAU を取得可能
  • OpenTelemetry 拡充:ツール・コネクタ呼び出しイベント、読み書きファイル、使用スキルなどを追加出力。Splunk / Cribl 等の SIEM パイプラインに対応
  • Zoom MCP コネクタ:会議の AI Companion サマリー・アクション項目・トランスクリプトを Cowork に統合
  • コネクタ単位のツール権限制御:各 MCP コネクタで読み取り許可・書き込み禁止などを組織全体に適用可能

注目トピック5: Claude for Word (beta) — Microsoft Word 文書内でそのまま Claude を利用可能に

概要

2026/4/10に **Claude for Word (beta) ** のTeam・Enterpriseプラン向けに発表されました。Word/Excel/Powerpoint間でコンテキストを共有できる強みがあります。

詳細

https://x.com/claudeai/status/2042670341915295865?s=20

  • テキスト編集(追跡変更):テキストを選択して「簡潔にして」「受動態を除去して」などと指示すると、変更が追跡変更として挿入される。受け入れ・拒否できるので安心して確認できる。スタイルや番号付けは変更されない
  • コメントへの返答:文書内のコメントに指示を書いておくと、Claude がそれを読み取ってテキストを変更し、スレッド内で返信してくれる
  • テンプレートからの文書作成:テンプレートを開いて必要な内容を説明すると、Claude が見出し・箇条書き形式で文書を作成。参照元の引用も追加できる
  • 整合性チェック:文書全体を通じて、用語の揺れ・壊れた相互参照・番号付けのエラーをまとめて検出
  • スキル化:繰り返し行うワークフローを「スキル」として保存し、チームで共有できる

注目トピック6: Ultraplan (Research Preview) — CLI から始めてクラウドでプランを磨く

概要

Claude Code に Ultraplan(リサーチプレビュー)が追加されました。ローカル CLI からプランニングタスクをクラウド上の Claude Code on the Web セッションに渡し、ブラウザでコメント・修正を経て、クラウドまたはローカルで実行する新しいワークフローです。

詳細

Claude_Code_ultraplan_コマンド

従来の plan モードでは計画が完了するまでターミナルで長時間待つ必要がありましたが、Ultraplan ではクラウド上で計画立案を行うため、別作業を並行して進められます。Web UI 上で確認・編集できるため視認性も向上しました。

起動方法は3通りです。/ultraplan <プロンプト> で直接起動するか、通常のプロンプト中に ultraplan というキーワードを含めると自動起動します。plan モードで「No, refine with Ultraplan on Claude Code on the web」を選択して移行することもできます。

プランが完成すると ◆ ultraplan ready と表示され、ブラウザで確認できます。プランの特定箇所をハイライトしてインラインコメントで修正を依頼したり、絵文字リアクションで賛否を伝えることも可能です。承認後は「クラウドで実行して PR を作成」か「ターミナルに送り返してローカル実行」かを選べます。

  • Claude Code on the web アカウントと GitHub リポジトリが必要
  • Amazon Bedrock・Google Vertex AI・Microsoft Foundry では利用不可
  • Remote Control と同時使用不可(ultraplan 起動時に切断される)

注目トピック7: /team-onboarding — 使用履歴からオンボーディングガイドを自動生成

概要

Claude Code v2.1.101 に /team-onboarding コマンドが追加されました。これまでスキルや MCP サーバーの設定をチャットで断片的に共有していたため、新メンバーへの引き継ぎが非効率でした。このコマンドを実行するだけで、ローカルの使用履歴を解析し、チームの暗黙知を形式知に変換した ONBOARDING.md を自動生成します。

詳細

Claude_Code_team-onboarding_コマンド

生成されるガイドは3つのセクションで構成されます。

  • How We Use Claude:作業タイプの内訳・よく使うスキル・MCP サーバー情報をアスキーグラフで可視化
  • Your Setup Checklist:新メンバーが最初にやるべきセットアップ手順を自動作成
  • Team Tips:チーム固有のコツと初期タスクの提案(TODO として出力され、後から追記する)

実際に自分が /team-onboarding を実行したところ、以下のようなガイドが生成されました。

Work Type Breakdown:
  Write Docs    ██████░░░░░░░░░░░░░░  30%
  Plan Design   █████░░░░░░░░░░░░░░░  26%
  Debug Fix     █████░░░░░░░░░░░░░░░  24%
  Build Feature ███░░░░░░░░░░░░░░░░░  15%
  Other         █░░░░░░░░░░░░░░░░░░░   6%

Top Skills & Commands:
  /model  ████████████████████  8x/month
  /clear  █████████████░░░░░░░  5x/month

直近30日・34セッションの使用履歴から、作業タイプの内訳・よく使うコマンドが自動で可視化されました。チームの新メンバーはこれを Claude Code に貼り付けるだけで「このチームがどんな使い方をしているか」を把握できます。

複数メンバーがそれぞれ実行して結果をマージするとより包括的なガイドになります。月1回の再実行で最新状態を保てます。なお、使用履歴が不足している場合は生成できないため、ある程度使い込んでから実行するのがおすすめです。

注目トピック8: Monitor ツール — バックグラウンドスクリプトのイベントをリアルタイム受信

概要

Claude Code v2.1.98 に Monitor ツールが追加されました。バックグラウンドで監視スクリプトを自動作成・実行し、ログのエラーやファイル変更などのイベントが発生した瞬間にメインセッションへ割り込んで通知・対応してくれます。

詳細

最大のメリットは、従来のように「while ループでポーリング」を繰り返す必要がなくなり、トークンを大幅に節約できる点です。長時間監視タスクに最適です。

仕組みとしては、Claudeが自動でシェルコマンドを作成し、Bashツールと同じ権限ルールでバックグラウンド実行します。出力1行ごとにClaudeへイベントとして届き、セッション終了時またはユーザーが「停止して」と指示すると自動終了します。

呼び出しに特別なコマンドは不要で、「〜を監視して」と自然言語で指示するだけで自動的に Monitor ツールが使われます。「Monitor ツールを使って〜を監視して」「バックグラウンドで〜を監視開始して」と明示するとより確実です。

  • Amazon Bedrock / Google Vertex AI / Microsoft Foundry では利用不可
  • 権限は Bash ツールと同じ(allow/deny パターンで制御可能)
  • 監視は現在のセッションのみ有効(セッションを閉じると終了)

実際に試してみた

「ディレクトリを監視して、新しいファイルが作成されたら通知して。その後も通常の会話を続けられるようにしておいて」と自然言語で指示するだけで Monitor ツールが起動しました。

> 現在のディレクトリを監視して、新しいファイルが作成されたら
  「【Monitor】新しいファイルが検出されました: [ファイル名]」と
  すぐに通知してください。その後も通常の会話を続けられるようにしておいて。

⏺ fswatch が入っていないのでポーリングで代替します。
  1秒間隔で ~/temp を監視します。

⏺ Monitor(temp ディレクトリの新規ファイル検出)
  ⎿  Monitor started · persistent

⏺ 監視を開始しました。
  通常の会話はこのまま続けられます。何かありますか?

✻ 42s · 1 monitor still running

⏺ Monitor event: "temp ディレクトリの新規ファイル検出"

⏺ 【Monitor】新しいファイルが検出されました: file.txt
  引き続き監視中です。

監視中も会話が止まらず、✻ 42s · 1 monitor still running と表示されている間もメインセッションは自由に使えました。そして、file.txt を作成した瞬間に割り込んで通知が届き、レスポンスが非常に速かったです。

while ループのポーリングであれば毎秒ごとにトークンを消費し続けますが、Monitor ツールはイベント発生時のみ Claude に届く設計のため、長時間監視でもトークンの無駄遣いがありません。

注目トピック9: /autofix-pr — PRレビューコメントをリアルタイムに取得して自動修正

概要

Claude Code v2.1.94 に /autofix-pr コマンドが追加されました。GitHub プルリクエストへのレビューコメントや CI 失敗をリアルタイムに受け取り、修正からコミット・プッシュまで自動で行ってくれます。

詳細

ローカルで /autofix-pr を実行すると Claude Code Web セッションが立ち上がり、セッション URL が生成されます。あとは GitHub 上で通常通りレビューコメントを追加するだけで、セッション側が自動的に修正・プッシュします。

監視対象は2種類です。レビューコメントはコードレベルの指摘がセッションにリアルタイム通知され、CI 失敗はビルドやテストの失敗を検知して自動修正を試みます。

従来のターミナルへの指示と比べて、GitHub のコードレビュー機能と組み合わせることでコードのコンテキストとともに指示が伝わるのが大きな利点です。

現時点では CI ログへのアクセスが未対応で、失敗通知は受け取れるものの詳細ログの確認はできず、セッション内のコンテキストのみで修正を試みる形になります。

詳細はこちら:Claude Code の pr-requests について

注目トピック10: /loop — 固定間隔から「状況を見て賢く待つ」動的ループへ

概要

Claude Code に以前からあった /loop コマンドにアップデートで動的モードが加わり大きく進化しました。従来の「固定間隔での繰り返し実行」に加え、間隔を省略するだけで動的モードに切り替わるようになりました。Claude が実行結果を見て次の待機時間を自分で決めるため、ただの cron から「状況に応じて賢く待つ自律ループ」になっています。

詳細

2つのモードの違いは以下のとおりです。

項目 固定モード /loop 5m 〜 動的モード /loop 〜(間隔なし)
間隔の決め方 自分で指定 Claude が状況を見て自動決定(1分〜1時間)
効率 定期ポーリング 状況次第で Monitor ツールも活用
レスポンス 一定 必要なときに素早く
トークン消費 やや多め より効率的
向いている用途 シンプルな定期監視 CI・PR など状況が変化するタスク

動的モードでは、ビルドが完了しそうな状況や PR がアクティブな状態では短い間隔に、何も起きていない静かな状態では長い間隔に自動調整されます(1分〜1時間の範囲)。各イテレーション後に待機時間と理由が表示されるため、Claude が何を判断したかも確認できます。

また、動的ループでは内部で Monitor ツールを直接使う場合があります。バックグラウンドスクリプトで出力をストリーミングするため、定期ポーリングより効率的でレスポンシブです。なお、動的ループも7日後に自動終了します。Bedrock・Vertex AI・Microsoft Foundry では動的モードは使えず、固定10分間隔で動作します。

# 固定モード:5分ごとにデプロイの完了を確認する
/loop 5m check if the deployment finished and tell me what happened

# 動的モード:CI結果とレビューコメントを確認・対応。間隔はClaudeが自動判断
/loop check whether CI passed and address any review comments

# bare /loop:プロンプトなしで実行。未完了作業・PRの保守・コード整理を動的間隔でこなす
/loop

注目トピック11: /effort — デフォルト努力度が HIGH に引き上げ

概要

Claude Code v2.1.94 で /effort のデフォルト値が medium から high に変更されました。API キー・Bedrock/Vertex/Foundry・Team・Enterprise ユーザーが対象です。/effort は Claude の思考量を調整できるパラメーターです。

詳細

Claude_Code_effort_コマンド_2

  • デフォルトが high になったことで、より丁寧な回答・実装が得られる一方、コストが増加する可能性があります
  • /effort を入力するとlow|medium|high|max|auto で手動調整可能です

effortに関する詳細はこちら:【小ネタ】 Claude Code の effort パラメータについて調べてみた

まとめ

今週は以下のニュース・トピックが確認できました。

  • Project Glasswing が最大のニュース。Claude Mythos Preview という未公開フロンティアモデルが重要インフラのゼロデイ脆弱性を自律発見。AWS・Apple・Microsoft ら大手11社が参加する官民連携で防御側への先手を試みる
  • Managed Agents のブレイン/ハンズ分離アーキテクチャは長時間エージェント開発者必読。p95 TTFT が 90% 以上改善
  • Advisor Tool は API 1行の変更でコストを抑えながら Opus レベルの精度を得られる実用的な新機能
  • Claude Cowork のエンタープライズ管理機能強化と Claude for Word リリースで、ビジネス現場での活用がさらに広がる
  • Ultraplan でプランニングをクラウドにオフロードし、ブラウザでコメント・修正できる新ワークフローが登場
  • Claude Code では /team-onboarding によるオンボーディングガイド自動生成、Monitor ツールによるリアルタイムイベント監視、/autofix-pr による PR 自動修正、/loop の動的モード追加、/effort のデフォルト HIGH 化と実用的な改善が相次いだ

Anthropic はサイバーセキュリティ・エージェント基盤・オフィス統合・Claude Code の4方向で同時に大きな動きを見せた週でした。

参考リンク

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