API Gatewayで、デプロイ済のAPIの「エンドポイントタイプ」を変更したとき、APIのエンドポイント(URL)が変わらないことを確認した

API Gatewayで、デプロイ済のAPIの「エンドポイントタイプ」を変更したとき、APIのエンドポイント(URL)が変わらないことを確認した

API Gatewayのエンドポイントタイプを切り替えても、API自体のエンドポイント(URL)は同じことを確認しました。
Clock Icon2022.02.09

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API GatewayでAPIを作成するとき、エンドポイントタイプを選択できます。

  • エッジ最適化APIエンドポイント
  • リージョンAPIエンドポイント
  • プライベートAPIエンドポイント

ふと、気になりました。API Gatewayのデフォルトは「エッジ最適化APIエンドポイント」のため、あとから「リージョンAPIエンドポイント」に変更したいとき、APIのエンドポイント(URL)は、変わる? 変わらない?

というわけで、試してみました。

おすすめの方

  • AWS SAMでAPI Gatewayのエンドポイントタイプを設定したい方
    • カスタムドメイン利用時ではない

実験手順

  1. 「エッジ最適化APIエンドポイント」のAPIを新規作成する
  2. エンドポイントタイプが「エッジ最適化APIエンドポイント」であることを確認する
  3. エンドポイントタイプを「リージョンAPIエンドポイント」に変更する
  4. エンドポイントタイプが「リージョンAPIエンドポイント」であることを確認する
  5. API自体のエンドポイント(URL)が同じであることを確認する

1. 「エッジ最適化APIエンドポイント」のAPIを新規作成する

sam init

sam init \
    --runtime python3.9 \
    --name Api-EndpointType-Sample \
    --app-template hello-world \
    --package-type Zip

SAMテンプレート

エンドポイントタイプを「EDGE」にしています。

AWSTemplateFormatVersion: '2010-09-09'
Transform: AWS::Serverless-2016-10-31
Description: Api-EndpointType-Sample

Resources:
  HelloWorldApi:
    Type: AWS::Serverless::Api
    Properties:
      StageName: v1
      EndpointConfiguration:
        Type: EDGE

  HelloWorldFunction:
    Type: AWS::Serverless::Function
    Properties:
      CodeUri: hello_world/
      Handler: app.lambda_handler
      Runtime: python3.9
      Timeout: 3
      Architectures:
        - x86_64
      Events:
        HelloWorld:
          Type: Api
          Properties:
            Path: /hello
            Method: get
            RestApiId: !Ref HelloWorldApi


  HelloWorldFunctionLogGroup:
      Type: AWS::Logs::LogGroup
      Properties:
        LogGroupName: !Sub /aws/lambda/${HelloWorldFunction}

Outputs:
  HelloWorldApi:
    Value: !Sub "https://${HelloWorldApi}.execute-api.${AWS::Region}.amazonaws.com/v1/hello/"

Lambdaコード

import json


def lambda_handler(event, context):
    return {
        "statusCode": 200,
        "body": json.dumps({
            "message": "hello world",
        }),
    }

デプロイ

sam build

sam package \
    --output-template-file packaged.yaml \
    --s3-bucket cm-fujii.genki-deploy

sam deploy \
    --template-file packaged.yaml \
    --stack-name Api-EndpointType-Sample-Stack \
    --s3-bucket cm-fujii.genki-deploy \
    --capabilities CAPABILITY_NAMED_IAM \
    --no-fail-on-empty-changeset

APIエンドポイント(URL)の取得

aws cloudformation describe-stacks \
    --stack-name Api-EndpointType-Sample-Stack \
    --query 'Stacks[].Outputs'
[
    [
        {
            "OutputKey": "HelloWorldApi",
            "OutputValue": "https://94l55kswa7.execute-api.ap-northeast-1.amazonaws.com/v1/hello/"
        }
    ]
]

APIにアクセスする

無事にアクセスできました。APIのエンドポイントタイプを変更しても、このURLが同じかどうかを確認します。

$ curl "https://94l55kswa7.execute-api.ap-northeast-1.amazonaws.com/v1/hello/"
{"message": "hello world"}

2. エンドポイントタイプが「エッジ最適化APIエンドポイント」であることを確認する

エンドポイントタイプは、「Edge」になっていました。

API GatewayのエンドポイントタイプがEdgeである

3. エンドポイントタイプを「リージョンAPIエンドポイント」に変更する

SAMテンプレート

一部抜粋です。「REGIONAL」にしました。

Resources:
  HelloWorldApi:
    Type: AWS::Serverless::Api
    Properties:
      StageName: v1
      EndpointConfiguration:
        Type: REGIONAL

デプロイ

再びデプロイします。

sam build

sam package \
    --output-template-file packaged.yaml \
    --s3-bucket cm-fujii.genki-deploy

sam deploy \
    --template-file packaged.yaml \
    --stack-name Api-EndpointType-Sample-Stack \
    --s3-bucket cm-fujii.genki-deploy \
    --capabilities CAPABILITY_NAMED_IAM \
    --no-fail-on-empty-changeset

4. エンドポイントタイプが「リージョンAPIエンドポイント」であることを確認する

エンドポイントタイプは、「Regional」になっていました。「ID」も同じですね。

API GatewayのエンドポイントタイプがRegionalである

5. API自体のエンドポイント(URL)が同じであることを確認する

API自体のエンドポイント(URL)は、変わっていませんでした。

$ curl "https://94l55kswa7.execute-api.ap-northeast-1.amazonaws.com/v1/hello/"
{"message": "hello world"}

さいごに

ふと疑問に思ったので試してみました。API自体のエンドポイント(URL)は同じなので安心しました。

参考

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