アプリ広告のMBaaSサービス appC Cloud
MBaasといえば、ParseやKii Cloudなどアプリ開発者には、だいぶ身近なサービスになってきました。今回はアプリ広告のMBaaSであるappC Cloudについて紹介させていただきます。
クラスメソッド株式会社の子会社であるアンダースコア株式会社では、週1のリリースを目標にアプリの開発を行っています。昨年1年で34種類48個のアプリをリリースしました。開発しているアプリはツール系アプリやカメラアプリ、カジュアルゲームなど様々なものがあります。最初の頃に開発していたカジュアルゲームアプリでは、画面下部にあるバナーのみで入れていましたが、最近のゲームアプリは様々な広告が入っており、それらを参考にしてみよう思いまして、様々なゲームアプリを遊んでいた結果、caytoさんのappC Cloudをよく見るので、以下のアプリに導入してみました。
なぜ、様々なCPI広告のサービス会社がある中で、上記アプリでappC Cloudを選んだのか?以下に理由を書かせていただきます。
CPI広告の種類が豊富
CPI広告というのは、CPCなどのクリック型広告とは異なり、インストールに応じて収益が発生する広告手法です。インストールしてもらうためには、広告に興味を持って貰う必要があります。今でこそ主流になっている、カットイン型の広告をappC Cloudではいち早く導入しており、さらに広告表示の種類が豊富です。
主に以下の広告があります
- ネイティブ広告
- リストビュー
- カットイン
- シンプル
- ムーブアイコン
- マンガ
ホームラン王とPK王では、リストビュー、ムーブアイコン、カットインを利用しました。
リストビュー
ムーブアイコン
カットイン
チュートリアルが充実している
開発者のとって広告サービスを選ぶポイントとして、使いやすさは非常に重要なポイントになります。
appC Cloudではチュートリアルが充実していて、開発者にとって非常に助かりました。以下が公開されているチュートリアルになります
- 概要
- 共通
- 広告実装
- リストビュー
- ネイティブ
- カットイン
- リワード
- ポイント交換
- アプリ内サービス
- アイテムSTORE連携
- その他機能実装
- GAMERS
- アイテムSTORE
- データストア
- プッシュ通知
また、youtubeでも実装方法がのっているので、チュートリアルでは、わからない場合でも細かく解説されています。
ゲーム開発環境用のSDKに対応している
CPI広告を入れる場合ほとんどがゲームアプリになることが多いと思います。そんな中で重要なポイントとしてはcocos2d-xやUnityなどのゲーム開発環境用のSDKに対応していることが重要になります。ホームラン王とPK王では、cocos2d-xを利用しているため、cocos2d-x用のSDKが必要でした。最近ではcocos2d-xやUnityに対応している広告サービスも増えてきています。
まとめ
単価、提供しているサービス、SDKの使いやすさ、管理画面の閲覧のしやすさなど広告サービスを選ぶポイントは様々だと思います。アンダースコア株式会社でもappC Cloud以外にもAdMobはもちろん、nendやi-mobileなどの広告を利用しています。ただ、どの広告会社を選ぶよりも大切なのがダウンロードされるアプリを作ることだと思います。そのために開発で必要な機能は、appC CloudのようなMBaaSを利用して、よりアプリ開発に時間をかけて開発できるようになると思います。